冬でも植える・植えられる野菜6選!年末年始でも育てやすい野菜と育て方!

冬でも植える・植えられる野菜6選!年末年始でも育てやすい野菜と育て方!

12月に入ってしまったからと、もう今年は野菜を植えるのは諦めようとしていませんか。実は冬でも植えることができる野菜は結構あるんです。そしてプランターで簡単にできる野菜ばかりです。ぜひ、今から自家製の野菜を育ててはみませんか。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.冬でも植えることができる野菜①カブ
  3. 3.冬でも植えることができる野菜②小松菜
  4. 4.冬でも植えることができる野菜③エンドウ
  5. 5.冬でも植えることができる野菜④ホウレンソウ
  6. 6.冬でも植えることができる野菜⑤ルッコラ
  7. 7.冬でも植えることができる野菜⑥:ソラマメ
  8. 8.おわりに

冬でも植えることができる野菜④ホウレンソウ

ホウレンソウについて

出典:写真AC

科目 アカザ科
連作障害 出にくい
生育に最適な気温 20℃以上の高温に弱い
適正土壌酸度 pH6.0~7/0(酸性に弱く、石灰分を好む)適応性は高い
収穫までの期間 春まきは1カ月半ほど、夏まきは半月ほど、秋まきは1カ月ほど、トンネル栽培は3カ月ほど
品種 オーライ<タキイ>、パンドラ〈サカタ〉、アトランタ〈サカタ〉おかめ〈タキイ〉など

家庭菜園での簡単なホウレンソウの育て方

出典:写真AC

時期について

ホウレンソウは寒さにとても強く、0℃でも生長を続けます。-4℃まで耐えられるので、ビニルでトンネル栽培すれば12月から育てることができるでしょう。

種まき

標準サイズのプランターに10cm~15cmの間隔をあけて溝を2本つくります。種は1cmの間隔でまいたら、土をかけて手のひらで軽く押さえ、土と種を密着させてください。その後しっかりと水をやります。約1週間ほどで発芽します。毎日水やりをしましょう。室内で濡らしたスポンジに切れ込みを入れて、種を発芽させてから植えつけてもよいです。

肥料・間引き

主に2回間引きをします。1回目は本葉が1~2枚出たころに行い、2cm~3cmの間隔に間引きます。2回目は本葉が4~5枚出たころに5cm~6cmの間隔にします。2回目の間引き後に化成肥料10gを列と列の間にまきます。

収穫

草丈が25cm~30cmになったら収穫します。

ボタニ子

ボタニ子

ホウレンソウはシュウ酸成分が多いので、茹でて水にさらし、あくを抜いてから食べてくださいね。2回目の間引き菜も食べられますよ。

冬でも植えることができる野菜⑤ルッコラ

ルッコラについて

出典:写真AC

科目 アブラナ科
連作障害 出にくい
生育に最適な気温  -
適正土壌酸度 pH6.0~7.0(酸性に弱く、石灰分を好む)
収穫までの期間 春どりで半月、夏どりで1カ月、秋どりで半月、冬どりで半月ほど
品種 オデッセイ、コモンルコラ、ロケットサラダ

家庭菜園での簡単なルッコラの育て方について

出典:写真AC

時期について

冬どり栽培で10月に種まきすることになっていますが、寒さにかなり強いとされていますので12月の早いうちに種をまけば栽培できるでしょう。発芽まで新聞紙とビニルで保温するとよいです。

種まき

丸形のプランターの場合なら1cm~2cmの間隔をあけて種をばらまきます。また、標準サイズの角形プランターの場合は2本土に筋を付けて種をまきます。土は種の上からふるいでかけ、手で軽く押さえた後に水をやりましょう。室内で濡らしたスポンジに切れ込みを入れて発芽させてもよいです。

間引き

主に2回間引きをします。1回目は双葉が開いたころから本葉2、3枚の時に2cm~3cmの間隔にします。2回目は本葉が5枚ぐらいになったときに5cm~6cmの間隔に間引きます。2回目の間引き菜は食べられます。新鮮なうちにサラダなどにして楽しんでください。

肥料

2回目の間引きの後に、葉にかからないように手で押さえながら、化成肥料5gを全体にぱらぱらとまいてください。

収穫

本葉が10枚になったらです。外側から大きな葉を1枚ずつ切って収穫します。

ボタニ子

ボタニ子

続いて、冬でも植えることができる野菜⑥:ソラマメ

冬でも植えることができる野菜⑥:ソラマメ

ソラマメについて

出典:写真AC

科目 マメ科
連作障害 出やすい
生育に最適な気温 15℃~20℃(幼苗は寒さに強く、5℃あれば育成し、0℃になっても
寒害を受けない。しかし、サヤは低温に弱いので注意)
適正土壌酸度 pH6.0~7.0(酸性に弱く、石灰分を好む)
収穫までの期間 6カ月ほど(温暖地:秋にまいて春に収穫)
品種 陵西一寸、河内一寸、仁徳一寸、打越一寸、房州一寸、熊本一寸、金毘羅など

家庭菜園での簡単なソラマメの育て方

出典:写真AC

時期について

種まきの適期は秋で10月下旬~11月ごろとされており、寒冷地では霜が降りる1週間くらいを見計らって種をまき、小苗で冬を越すことができます。(苗の植え付けに関しては、11月~12月にかけてがよいとされています。)ここでは、種の植え方と、苗の植え付けを分けてご紹介します。

種まき

プランターに「おはぐろ」と言われる黒い部分が斜め下を向くようにさします。連作を嫌います。特にマメ科を栽培していない土を使ってください。

苗の植え付け

標準プランターの場合は株間13cmの間隔で5ヶ所に植えます。

ボタニ子

ボタニ子

ウイルス性の病気にかかりやすいので、媒介元のアブラムシを寄せ付けないようにしてください。

間引き・肥料

植え付け後に元肥をします。株から少し離れた場所に1株5gほどばらばらとまき、周辺の土と軽く混ぜ合わせてください。その後は20日おきに4回追肥をします。また、10日に1回くらいの液肥をするとよいです。ソラマメはマメ科の中で一番多肥を好みます。追肥をしっかりしてください。

支柱立て

出典:写真AC

冬の間にとても生長して茂るので、支柱を立てて支えます。プランターの四隅に支柱を立て、さらに中央にむけてバツを描くように支柱を交差させて立てます。ビニールひもを四隅の支柱に1周ぐるりと巻いてソラマメを囲みます。ソラマメが伸びていくとともに30cm間隔ぐらいで囲みます。

収穫

収穫は5月ごろからで、開花から35日~40日ほどでできます。サヤが十分に膨らみ、光沢が出て、水平から少し下向きになったころが目安です。風味がすぐに落ちてしまうので、食べる直前の収穫がおすすめです。

おわりに

Photo by pika1935

出典:flickr

寒さに強く、家庭菜園で簡単に育てられる野菜をご紹介してきました。基本的に防寒をしながら育てていただけるとよいです。他にも、カブと同じような育て方でラディッシュが年中育てられますし、サンチュやビタミン菜、水菜、リーフレタスも栽培することが可能です。ぜひ、お家で育てて新鮮な野菜の味をお楽しみください。

yuki
ライター

yuki

最近は窓辺で野菜を育てるのにはまっています。多肉植物を種から育てるのにも初挑戦中です。

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