ルリタマアザミによく似た花は?
ヒゴタイ
ヒゴタイ(Echinops setifer)は同じエキノプス属なのでよく似ていますが、葉の切れ込みが激しく、背が高くなります。増やし方は種まきか株分けです。花言葉は「実らぬ恋」。日本に自生しているのはヒゴタイのみで、西日本の当たりのよい野山に自生しています。その数は少なく絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)に分類されています。自生のヒゴタイを見たければ熊本県のヒゴタイ公園が有名で、8月からが見頃となります。
エリンジウム
セリ科のエリンジウム(松笠アザミ)はルリタマアザミによく似ていています。お花は細長い球状で、羽のように広がったホウ葉が特徴的です。増やし方は種まきか株分けです。花言葉は「秘めた愛」「光を集める」恋愛世代にはヒゴタイよりエリンジウムのほうがよさそうですね。高温多湿に弱く日本の夏を越せない場合は、秋から翌年初夏まで楽しみましょう。
ルリタマアザミのアレンジ紹介
ルリタマアザミは、生花としてのアレンジはもちろんのこと、ドライフラワーにしてクラフト素材にすることもできます。どちらにも使えるのはしっかりとした固めのお花だからこそ。シルバーカラーなので使いやすい素材ですので、このような花材は重宝します。
ここではドライフラワーの作り方と、Shalimarさんが作ったアレンジメント、micromさんのプランツジュエリー作品をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
切り花の流通時期
ルリタマアザミの切り花がお花屋さんに出回りはじめるのは、その年の気候にもよりますが、だいたい5月末ごろからです。残念ながら母の日には間に合いませんが、父の日には間に合いそうですね。長ければ10月頃まで買い求めることができます。
ドライフラワーの作り方
ドライは花が咲く前に!
ルリタマアザミは元々茎がしっかりして繊維質なのでドライフラワーにしやすい植物です。ちょっともったいないですが、花が咲く前のつぼみの状態でドライにします。そうすると美しいシルバーカラーに仕上がります。花を咲かせてからドライにすると茶色くなってしまうので注意が必要です。
吊るす場所は?
風通しの良い日陰の場所、軒先などに結んで吊るせるように茎を少し長めに切ります。葉っぱはなくてもよいので取ってしまいましょう。茎と花部分だけにして、逆さにして吊るします。完全に乾いたら完成です。
生花アレンジメントの作品例
三軒茶屋の個性派フローリストShalimar(シャリマァ)さんが作った生花アレンジメントです。地方発送も可能ですが母の日などのイベント前はお早目の注文がおすすめです。
テーブルセンターピース
ブルーと白が清楚で可愛らしい作品。白系のルリタマアザミを使っています。テーブルに置くなら、お料理の邪魔にならないようなアレンジメントがおすすめです。
カラフルなアレンジ
初心者はルリタマアザミを使う時、ブルー系の花でまとめてしまいがちですが、思い切っていろんな色を使ってアレンジしてみましょう。こんなに元気なビタミンカラーの中で、個性的なルリタマアザミのブルーも負けていません。真夏の花火大会を思い出すような作品です。
ドライフラワーの作品例
雑色駅に新しいアトリエ&ガレージが完成したばかりのmicrom(ミクロム)さん。プランツジュエリーのワークショップはナチュラル系女子に大人気。このルリタマアザミ作品はドライと生花の中間を使っています。
根付け
ルリタマアザミで作った根付けです。ルリタマアザミを浴衣に付けると涼しげですね。
アクセサリー
ルリタマアザミを使ったピアスとブローチです。かわいいでしょう?!
かんざし
ルリタマアザミのかんざしは女子会にもぴったりです!ナチュラルなので普段着でも気負わずにつけることができます。
まとめ
ルリタマアザミの特徴と育て方、増やし方。そしてうまく咲かせることができたら作ってみたいアレンジ作品をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。一見難しそうなお花ですが、夏の蒸れさえ気をつければ、簡単に育てられそうですね。すてきなルリ色のお花が咲いてくれたら、花言葉同様「豊かな感情」が湧きあがることと思います♪
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出典:BOTANICA