バナップルとは
バナップルは、「バナナの王様」や「甘熟王」、「スミフルバナナ」などでお馴染みの株式会社スミフルジャパンが開発したデザート系バナナの品種の一つです。「あなたがはじめて出会う味」というキャッチフレーズを持っています。
バナップルの名前の由来
バナップルという名前の由来は、その名前から想像できそうですが、バナナ(Banana)とアップル(Apple)から作られた造語とされています。スミフル社では、「まるでリンゴのような味わいのバナナ」という意味で「Banapple(バナップル)」と名付けたそうです。
バナップルの販売時期
バナップルは2012年から販売を開始し、2014年には一般のスーパーやインターネットでも販売されるようになりました。生産量が少なく、流通している量も限られているため、価格が高めで高級バナナとして扱われ、2018年1月をもって販売終了となった商品です。
バナップルの特徴
バナップルは、普通のバナナよりも太くて短い形をしているのが特徴です。皮は薄めで、実がしっかりと入っています。低温でも崩れにくく、冷蔵保存も可能なバナナです。皮が薄いため、通常のバナナとは違って、1房ずつ緩衝材やケースなどで包装されています。
スミフル社とは
株式会社スミフルジャパンは、バナナを中心に美味しさと品質にこだわった生鮮青果物の輸入および販売を行う会社です。バナナ以外に、パイナップルやアボカド、メロンなども商品として取り扱っています。これから紹介するバナップルの後継というわけではないですが、最近では「まるでキウイのような爽やかな美味しさ」のバナナという「キウイーナ」という商品も取り扱われていて、こちらも人気の商品です。
バナップルの味や価格
バナップルは、「リンゴのような味わい」とされるだけあって、食感はバナナで香りと味がリンゴと不思議なフルーツです。ねっとりとしていて濃厚なのにさっぱりとした味わいが人気で、時間を置くと酸味が抜けてコクがでてまろやかになるのが特徴です。実際の調査では、甘味・酸味のバランスがリンゴの中でもふじりんごに近い分析値を示しているとされています。
バナップルの価格
バナップルはもともと流通量が少ないため、価格の平均は1袋400円~600円ぐらいと、一般のバナナよりは高めの価格設定でした。それでもさっぱりとした味わいで人気が高く入手できないことも。夏場には保存が難しいため売れにくいバナナですが、このバナップルは夏場でもさっぱりしていて食べやすく、人気がありました。
ボタ爺
特徴がわかったところで、次からはアップルバナナとの違いや、食べ頃の見極め方などを見ていきます。
出典:写真AC