アレルギーの方は注意
アレルギー症状が出る人や腹痛、下痢になる人も
アレルギー症状はさまざま
子供の中にはにんにくを食べることにより、腹痛や下痢、咳き込むといったアレルギー症状を引き起こす人もいます。子供に限らず大人でも、にんにくアレルギーや硫化アリルに対してアレルギー症状が出る人がいます。にんにくや玉ねぎやにらを食べることで胃の痛み、胸焼け、腹痛、熱、下痢、嘔吐、貧血症状が起こることがあります。
腸内環境が乱れて起こる
アリシンは胃腸に影響を及ぼすぐらい刺激が強いのです。にんにくや玉ねぎのにおい成分のアリシンには強い抗菌作用、殺菌作用があります。この作用が人間の持つ腸内のよい細菌まで殺してしまい、腹痛や下痢を引き起こすことがあるのです。とても強い力ですね。
アリシンの摂取の仕方を工夫しましょう
生で大量に食べるのは危険
効率的に摂取するなら「生で」とご紹介をしましたが、玉ねぎやにんにくを食べて胃痛、胸やけ、腹痛、下痢などのアレルギー症状が出る人の場合、治し方は一度にとるアリシンの摂取量を少なめにするのが重要です。特に空腹時に、生のにんにくや玉ねぎを大量に食べるのは避けましょう。強力な抗菌力や抗カビ作用もあるアリシンは胃や胃壁を荒らしてしまい、腹痛を起こすこともあります。
少しづつ食べましょう
にんにくを生で食べるときは、様子を見ながら1日1片ぐらいを目安に食べるのがよいです。加熱したものを2~3片摂取する程度が健康によいと言われています。一度にたくさん食べるのではなく、少しづつ食べるのがおすすめです。
にんにくや玉ねぎを食べすぎたときの治し方、体調不良になった時の治し方
アリシンは刺激の強い食べ物ということを理解する
にんにくを食べすぎると腸内の善玉菌も殺してしまい、腸内細菌のバランスを崩してしまいます。そのため下痢や腹痛、アレルギー症状などが起きることがある、ことを知っておくことが治し方を考える上で大切なことです。自分の体の中の状況が分かっているだけでも治し方がわかりパニックにならずに済みます。にんにくを食べすぎて下痢や腹痛に見舞われた時の治し方は炎症がおさまるまでは安静にしていましょう。
落ち着いて待ちましょう
玉ねぎを食べて胃痛が起きた場合は、玉ねぎを食べたことにより胃が荒れたことが原因です。治し方はまずは痛みが少しでも楽になるような体勢をとり、白湯をゆっくり飲み安静にしましょう。治し方というよりも少しづつ時間の経過とともに痛みが自然に引いてくるのを待ちます。硫化アリルのアレルギーがある人は食べるのを控えることが有効です。
アリシンを豊富に含むおすすめメニュー
豚肉とにらともやしの鍋
豚肉ともやしを一緒にとることでビタミンB1の吸収もアップ。具材は豚肉、にら、もやし、きのこ、豆腐などがおすすめです。鍋つゆはキムチ、豆乳、鶏がらスープ、味噌などが合います。にらのアリシンをとれるように、にらは始めから入れてぐつぐつと長時間煮込まないで、最後お鍋が出来上がったところに入れて散らします。
にんにく入りスタミナカレー
生のにんにくを食べるメニューではありませんが、カレーにたっぷりとみじん切りしたにんにくを入れてみて下さい。パンチの効いたコクのある味に仕上がります。カレー以外にも豚汁やクリームシチューにも合います。にんにくが好きな人は煮物をする時の煮汁にも少しみじん切りしたにんにくを入れるのもおすすめです。
スライス玉ねぎのサラダ
玉ねぎをスライサーや皮むき器でシュッシュッと薄切りにします。
- かつお節とお醤油で
- お好みのドレッシングで
- 油っこいハンバーグや焼肉の付け合わせにも
- お刺身のサーモンとサーモンカルパッチョ
- こってりしたアボカドと一緒にサラダで
- ポテトサラダやツナサラダ、海藻サラダにも
- ハムやチーズと一緒にパンにはさんでも
まとめ
アリシンにはさまざまなの効果や効能がありましたね。にんにくや玉ねぎを適度に摂取することで、生活の中にアリシンを取り入れて、毎日を健康的に過ごしていきましょう!
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