エーデルワイスってどんな花?高山植物だけど家でも育てることはできる?

エーデルワイスってどんな花?高山植物だけど家でも育てることはできる?

エーデルワイスという花を知っていますか?アルプスやヒマラヤなど標高の高い山脈で、白くて可憐な花を咲かせる植物です。「高山植物」とも呼ばれていますが、環境を整えれば家でも育てることができます。そんなエーデルワイスの特徴や育て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.エーデルワイスとは
  2. 2.エーデルワイスの特徴
  3. 3.エーデルワイスの種類
  4. 4.エーデルワイスの育て方
  5. 5.まとめ

エーデルワイスの種類

エーデルワイスは高山の限定された環境でしか自生できないため、品種改良が進んでいない植物です。日本でエーデルワイスと呼ばれているものは、多くがエーデルワイスと同じウスユキソウ属の植物をさしています。そんなウスユキソウ属の種類は以下のとおりです。

ハヤチネウスユキソウ

ハヤチネウスユキソウは岩手県にある「早池峰(ハヤチネ)山」で見られる品種です。成長すると高さが30cmほどまで大きくなります。白色の花はエーデルワイスによく似ていますが、綿毛がさらに密集しているのがハヤチネウスユキソウの特徴です。ヒトデのように広がる苞葉が個性的な見た目をしています。

ミヤマウスユキソウ

ミヤマウスユキソウは、日本の東北地方の高山で多く見られる品種です。主に日本海側の山地で見かけることができます。苞葉が7枚〜13枚ほど付いているので、ボリューム感のある花を楽しむことができます。別名「ヒナウスユキソウ」とも呼ばれている花です。

チシマウスユキソウ

チシマウスユキソウは漢字で「千島薄雪草」と表記されます。名前の通り、南千島の色丹島が原産の品種です。他にも択捉(えとろふ)島の岩場などで見かけることができます。チシマウスユキソウは、全体が灰色がかっているのが特徴です。星型に開く花が魅力的で、古くから栽培されている小型のウスユキソウです。

エーデルワイスの育て方

エーデルワイスは標高の高い山に自生している高山植物です。しかし、気温や通気性などをきちんと管理すれば育てることができます。ポイントは、なるべく高山に近い環境を作ることです。そんなエーデルワイスの育て方を詳しくご紹介します。

置き場所

高山の環境に近付けるため、直射日光が当たらず、気温を低く保てる置き場所を選んでください。地植えでは栽培が難しいので、鉢植えで置き場所を変えながら管理するのがおすすめです。耐暑性が弱いため、夏は室内の涼しい場所に移して育てます。耐寒性はやや強いので、冬場は外で育てることもできますが、霜が降りると枯れてしまうため注意が必要です。

種まき

クリックするとAmazon商品ページへ飛びます

エーデルワイスの種まきは、3月〜4月か9月〜10月が適しています。発芽させるには温度を15℃〜20℃に保つことが必要です。土に直接植えると上手に発芽しない場合が多いので、ピートバンに重ならないように種まきし、土は被せずに育てます。水を切らさないように管理しながら発芽を待ちます。

植え付け

Photo bysumma

種が発芽したら土に植え付けます。地面に直接植え付けずに、移動できるよう植木鉢などを使用するのがおすすめです。根が大きく育つので、余裕をもって大きめの植木鉢を選んでください。また、湿気を嫌うので通気性のよい素焼きの植木鉢で育てるのがポイントです。

水やり

Photo byElla_87

エーデルワイスは乾燥も多湿も苦手なため、水やりは土の表面を観察しながら慎重に行ってください。春と秋など環境のよい季節は、朝にたっぷりと水やりをします。夏は水が多いと蒸れやすいので、少しずつ水を与えます。冬は根が乾燥しやすいため、多めに水を与えるのがポイントです。根が乾燥してしまうとうまく水を吸えなくなり、枯れてしまう恐れがあります。

肥料

Photo byJing

植え付けのときに、土に緩効性の化学肥料を混ぜ込んでおくと育ちやすくなります。追肥は、春と秋の2回のみ、少量の液体肥料を与えてください。エーデルワイスは肥料を与えすぎると、茎が長く伸びすぎてしまい、咲き姿が乱れるので注意が必要です。また、肥料の与えすぎは根腐れの原因にもなるため、様子を見ながら与えるようにします。

まとめ

エーデルワイスは高山植物ですが、温度や湿度をしっかりと管理すれば、家で育てることができる植物です。栽培難易度は高めですが、高貴で美しい花を楽しむことができます。そんな魅力的なエーデルワイスをぜひ育ててみてくださいね。

Alisa.
ライター

Alisa.

よろしくお願いします。

関連記事

Article Ranking