モミジバフウとは？紅葉や新緑が美しい葉・実の特徴や育て方をご紹介！

モミジバフウの木（アメリカ楓）にはどのような品種があるのでしょうか。2種類をご紹介します。

原産地が北アメリカ東部の葉の形が丸みを帯びていてかわいらしい品種です。モミジバフウと同様、高木となり、新緑、紅葉の季節ともに楽しめます。

アメリカフウの園芸品種です。葉に白い部分と淡い緑の斑入りの部分があり、春から夏の緑葉の時期、紅葉の季節ともにとてもうつくしいです。

モミジバフウの木と似ている樹木はいくつか種類があります。街路樹として並んで植栽されている樹種も多いです。どのように見分けるのか見ていきましょう。

タイワンフウの原産地は中国と台湾です。モミジバフウと同じマンサク科フウ属の樹種で、樹高は同程度、うつくしい紅葉もよく似ていますが、葉の形が大きく違います。タイワンフウの葉は切れ込みが3裂です。また、実がモミジバフウより柔らかく小型です。モミジバフウにある枝の翼もタイワンフウには付きません。

トウカエデ は「唐楓」と書き、紅葉葉楓の「楓」と同じです。葉の切れ込みは3裂でモミジバフウより小さいです。開花の時期も同じですが、球状のモミジバフウと違い、トウカエデは翼のある実を付けます。トウカエデも剪定に強く管理しやすい樹種で、街路・公園樹として多く植栽されています。

モミジも赤や黄色の紅葉が美しい樹種です。一般的にモミジとはムクロジ科カエデ属に分類され、カエデと同じ種類です。カエデより葉の切れ込みの深いものが「モミジ」に分類されています。葉は7〜9裂に分かれ、モミジバフウより樹高は低く5m〜10mです。モミジも翼の付いた実を付けます。幹肌も滑らかで、古い木でも縦に浅い割れ目ができる程度です。

プラタナスとモミジバフウは同じような集合果を付けます。集合果を付ける時期や集合果はよく似ていますが、プラタナスの実には白い細かい毛がたくさん付いています。プラタナスの葉は大きく3裂で、幹肌もモミジバフウのように凸凹がありません。プラタナスの幹肌は滑らかで、剥けた樹皮の幹模様が迷彩柄の元になりました。