シラネアオイとは?愛好家が多いといわれる花の特徴や育て方を紹介!

シラネアオイとは?愛好家が多いといわれる花の特徴や育て方を紹介!

シラネアオイという植物を知っていますか?北海道から中部地方以北の多雪地帯に分布している山野草で、紫色の花を咲かせる植物です。開花時期が長く、素敵な花言葉をもつことから愛好家も多いといわれています。そんなシラネアオイの特徴や育て方、管理のコツをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.シラネアオイとは
  2. 2.シラネアオイの特徴
  3. 3.シラネアオイの育て方
  4. 4.シラネアオイの増やし方
  5. 5.シラネアオイの病気と害虫
  6. 6.シラネアオイに似た花
  7. 7.まとめ

シラネアオイの病気と害虫

シラネアオイは病気や害虫被害を受けやすいため、注意が必要です。とくに湿度が高くなる梅雨時期は被害が多くなります。また、地上部だけでなく、土の中で根に寄生する害虫もおり、土壌改良を行う場合もあります。シラネアオイのかかりやすい病気や害虫被害は以下のとおりです。

軟腐病

軟腐病は菌糸が原因でかかる病気です。病原菌は地上だけでなく、地下の土の部分にも発生します。軟腐病にかかると、悪臭を放ちながらシラネアオイ全体が柔らかくなり、腐ったような色に変色していくのが特徴です。軟腐病は発症してしまうと治すことが難しいといわれています。

白絹病

白絹病は高温多湿の時期に発生しやすく、一度かかってしまうと治せないため、湿度の管理をしっかりと行うことがポイントです。菌糸の成長も早く、どんどん感染してしまいます。白絹病にかかってしまうと、地面から茎にかけて白い絹のような糸で覆われたようになり、放っておくとシラネアオイが枯れてしまいます。病気に感染している株を取り除くなど、ほかの株に感染しないように対策が必要です。

ナメクジ

Photo byariesa66

ナメクジはジメジメとした梅雨の季節に発生しやすい害虫です。ナメクジがシラネアオイの茎や葉の部分を這って移動すると、白い粘液が付着します。この粘液によってシラネアオイがダメージを受け、枯れてしまう恐れがあります。ナメクジを見つけたら箸などでつまんで駆除しましょう。ナメクジには塩をかけて駆除するイメージもありますが、塩はナメクジを小さくするだけで効果はありません。

ネグサレセンチュウ

ネグサレセンチュウは、成虫でも0.6mmほどの小さな害虫で、土の中に生息しています。主にシラネアオイの根の部分に寄生し、栄養分を吸い取って成長します。ネグサレセンチュウが発生したら土壌改良が必要です。また、農薬を土に散布して駆除を行います。

シラネアオイに似た花

シラネアオイは多雪地帯に広く分布し、美しい咲き姿に魅了される人も多いといわれています。ほかにもシラネアオイと同じ山野草で、シラネアオイに似た花がいくつかあるのを知っていますか?そんなシラネアオイに似た花をいくつかご紹介します。

タチアオイ

タチアオイもシラネアオイと同じく山や野原に分布しており、園芸種は「ホリホック」と呼ばれています。野生のタチアオイは一重咲きのものが多いですが、園芸用のホリホックは八重咲きなどのボリューム感のある品種が人気です。ホリホックには、赤色やピンク色、白色や紫色などさまざまな花色があります。

ホタルブクロ

ホタルブクロは、草原や道端に分布している植物です。釣鐘のような咲き姿が個性的で、キキョウ科に分類されています。美しい紫色がシラネアオイに似ていますが、全体的に薄い毛が生えており、葉はかわいらしいハートの形をしているのが特徴です。

フウロソウ

フウロソウは、日本の低地から高山地帯に広く分布している多年草です。フウロソウは種類が多く、約420種類が確認されています。園芸用のフウロソウは「ゼラニウム」とも呼ばれ、花びらは5枚で、丸みを帯びた形をしています。

まとめ

シラネアオイの特徴や育て方、株分けや種まきでの増やし方などをご紹介しました。開花時期が長く、雪の季節が終わると美しい紫色の花を咲かせる魅力的な植物です。育て方が少し難しいため、上級者向けの植物といわれていますが、管理のコツを覚えておけば育てられます。大切に育て、ぜひシラネアオイの美しさを楽しんでみてくださいね。

Alisa.
ライター

Alisa.

よろしくお願いします。

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