安芸クイーンの食べ方
おすすめの食べ方①房の下から食べる
新鮮でみずみずしい安芸クイーンは、やっぱり生でそのままが一番おすすめです。生で食べるときは房の下の方の粒から食べてみてください。ぶどうは房の上に行くほど甘くなるといわれています。下の方から食べると最後まで甘味を強く感じられ、おいしく食べられますよ。
簡単な皮の剥き方
皮ごと食べてもおいしい安芸クイーンですが、食感や渋みが気になるときは剥いて食べるとよいでしょう。ぶどうの皮は剥きにくいイメージがありますが、実は軸のついていない方から剥くと簡単に剥けることがあります。爪楊枝などで切り込みをいれ、そこから剥いてみてください。安芸クイーンはとくに皮離れのよい品種なので、簡単に剥くことができます。
おすすめの食べ方②まるごとゼリー
そのまま食べる以外の方法を試してみたいときには、「まるごとゼリー」も一押しです。安芸クイーンは大粒なので存在感があり、見た目も楽しめますよ。
材料(6.5cmゼリー型5~6個分)
- 大粒葡萄(今回ピオーネ):20~25個
- 粉ゼラチン:5g
- 水:230ml
- 砂糖:大さじ4
- 白ワインなどのリキュール類:大さじ1
- レモン汁:小さじ2
作り方
- 鍋に、水と砂糖を入れて火にかけ混ぜながら砂糖を溶かします。砂糖が溶けたらゼラチンを加え混ぜ合わせましょう。このとき、煮立たせないように注意してください。
- 砂糖が溶けたら、白ワインを加え軽く煮たたせ混ぜ合わせ火を止めます。粗熱が取れたものにレモン汁を加え混ぜ合わせたら、ゼリー液の完成です。
- ゼリー液の粗熱が取れるまでの間に、安芸クイーンの皮をむいておきましょう。皮をむいたらゼリー型を水で濡らし、安芸クイーンを並べ入れておいてください。
- 安芸クイーンをいれたゼリー型に、粗熱が取れたゼリー液を流し込み、冷蔵庫で冷やし固めます。
- 固まったら、取り出しやすいよう型ごとぬるま湯につけ、周りを少しだけ溶かしてください。あまり長時間つけておくと溶けすぎるので注意が必要です。少し溶けたら縁から爪楊枝などを入れ、空気を入れて出すときれいに出せます。
おすすめの食べ方③皮ごとジャム
ぶどうの味わいはそのままに、皮ごと食べてポリフェノールなどの栄養もしっかりとれるジャムもおすすめです。パンに塗ったりヨーグルトに入れたり、スイーツづくりに利用したりと活用の幅も広がります。
材料
- ぶどう:好みの量
- グラニュー糖:ぶどうの重量の半量
作り方
- 安芸クイーンを皮ごとよく洗い、ミキサーなどでペースト状にします。食感を残したい場合は粒のまま利用してもかまいません。
- ペーストにした安芸クイーンとグラニュー糖を鍋に入れ、弱火で煮ていきます。
- 5分ほどしてとろみがでてきたら、鍋を火からおろします。煮詰めすぎると冷めたときにジャムが想像以上にかたくなることがあるため、自分が理想とするジャムのかたさよりやや柔らかいと思うところで火をとめてください。
- そのまま冷ましてジャムの完成です。
安芸クイーンの保存方法
安芸クイーンは冷蔵保存で5~7日、冷凍保存で2~3週間保存が可能です。それぞれの保存方法のポイントをご紹介します。
保存方法のポイント①冷蔵なら洗わずに保存する
冷蔵で保存する場合は洗わずに保存します。果実に軸を数ミリ残っているような形で切り離し、新聞紙などに包んでポリ袋にいれておくのがおすすめです。房ごと保存しても5日ほどは持ちますが、枝がついたままにしておくと果実の水分が枝に戻ることが考えられます。なお、実に軸が残らないように房からとってしまうと、切り口から水分が失われたり傷みやすくなったりするのであまりおすすめではありません。
保存方法のポイント②冷凍なら一粒ずつ洗って保存
冷蔵と同じく、軸を数ミリ残して切り取った果実を流水で洗ってください。果実はとてもデリケートなので、優しく洗いましょう。キッチンペーパーでしっかりと水気をとったら、密閉できる袋にいれて冷凍庫にいれます。皮をむいてから保存してもかまいません。自然解凍か流水で解凍して食べます。
そのままシャーベットとしても楽しめる
冷凍した果実はそのままシャーベットとして食べることができ、暑い夏にはぴったりのスイーツです。皮ごと冷凍した場合でも、少し流水で濡らせば簡単に皮をむくことができます。
まとめ
美しい赤い果皮と大きな粒が印象的な安芸クイーン。もちろん生で食べるのがおすすめですが、ゼリーやジャム、シャーベットなどさまざまな食べ方でも楽しめます。ぶどうはたくさんの品種があり、日本国内だけでも50種類以上栽培されているといわれている果物です。安芸クイーンだけでなく他のぶどうとも食べ比べをして、自分のお気に入りを見つけるのも面白いですね。
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