茹で栗の保存方法
栗をおいしく食べるもっとも手軽な方法は茹で栗ですね。ホクホクしてなんともおいしい茹で栗も保存方法はいろいろあるのでご紹介します。まずはおいしい茹で栗を作るところから始めましょう。
栗の茹で方
- 栗は皮つきのままさっと水で洗い流して一晩水に浸けておきます。
- 鍋に水をはって、適量の塩と少量のミョウバンを加えて火にかけます。ミョウバンを加えることで渋皮がむきやすくなりますよ。
- 沸騰したら栗を入れ、火を弱めたらときどき混ぜながら30~50分茹でます。
- 火をとめて、冷めるまでそのまま放置します。
常温での保存方法
茹でた栗のあら熱がとれたら、密閉できる保存袋や容器にいれてなるべく空気に触れないような状態にして保存します。常温では傷みやすいのでできる限り早く食べるようにしましょう。茹でたてを食べきれなかったら、残りは冷蔵か冷凍での保存をおすすめします。
冷蔵での保存方法
基本的には常温保存と同様に保存袋や密封容器で保存します。常温より若干日持ちはよくなりますが、日が経つごとに味も食感も落ちますので、3日をめどに食べきるようにしてください。
冷凍での保存方法
あらかじめ茹で栗を冷凍保存することが決まっているときは、少し固めに茹でるようにします。固めに茹でることで解凍後の栗が水っぽくなるのを防ぎます。保存期間は約3カ月です。自然解凍すれば、そのままおいしい茹で栗を楽しめます。
栗の保存食
冷蔵や冷凍以外にも栗を保存する方法はありますよ。「渋皮煮」「甘露煮」「マロングラッセ」などは栗を保存するための料理方法です。どれも砂糖の糖度を利用して日持ちをよくしています。
日持ちは糖度によって変わる
砂糖の糖度で保存する方法は、甘さの程度によって日持ちする期間がかわります。甘さ控えめにすると、日持ちは冷蔵庫で2~3週間程度ですが、しっかりと甘みをつけることで1~2カ月ほどに伸びるのです。さらに冷凍することで甘みを控えても保存期間は1カ月ほどになります。
渋皮煮
渋皮をつけたままシロップで炊く、渋皮煮は常温での保存は3日程度です。長期保存はシロップと一緒に瓶に詰め軽くふたをしたら、水を沸騰させた鍋のに瓶ごといれます。約10分で鍋からあげて瓶をふたを閉めて上下を逆さまにして冷まします。1年程度は日持ちします。冷蔵なら1週間、冷凍なら半年から1年程度です。
甘露煮
甘露煮は渋皮を剥いてシロップで炊いたものです。美しい黄色となめらか食感を楽しむなら甘露煮、栗本来の味がすきなら渋皮にでしょう。常温では瓶や密閉容器にいれて日持ちは約2週間、冷蔵庫でも約2週間の日持ちです。煮汁も一緒に冷凍すれば、保存期間は3カ月程度になります。
その他の保存方法
栗を焼いたり、蒸したり、加熱しておくと常温や冷蔵では日持ちしないものでも、冷凍なら保存期間が長くなります。いずれも場合も気を付けたいのは空気にできるだけ触れさせないことです。しっかりと空気をぬいて冷凍保存することで長い期間おいしい栗を楽しめますよ。
まとめ
皮を剥いた栗、皮つきの栗、茹でた栗の保存方法をご紹介しました。実にさまざまな方法がありますね。時間があればひとつひとつ丁寧に皮を剥いて栗を楽しむ余裕があるとなおよいでしょう。いろいろな保存方法を試しながら自分だけのおいしい栗の食べ方を発見してみてください。
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出典:写真AC