アルテルナンテラの増やし方
アルテルナンテラの適した増やし方は「挿し木」という方法です。剪定で切り落とした枝で気軽にできるので、ぜひ試してみてください。アルテルナンテラの挿し木での増やし方に適した時期や方法をご紹介します。
増やし方①適期
挿し木に適した時期は春から秋にかけてです。開花の前までなら挿し木を行えますが、暖かい季節の方が根付きがよく、発根も早い性質があります。また、夏の太陽にしっかりと当てておくと葉の色もよくなるため、できれば夏までに挿し木をするとよいでしょう。
増やし方②挿し穂を作る
健康な枝を選び、7cm〜10cmほどの長さで切り取ります。3節程度を目安にしてください。下の方に付いている葉を取り、挿し穂の完成です。赤玉土などの挿し木用の用土に挿し、たっぷりと水やりをして発根を待ちます。発根までは水を切らさないようにしっかりと管理してください。
アルテルナンテラの品種
アルテルナンテラは品種がたくさんあり、葉の色もさまざまです。また、花を咲かせる品種や、ほふく状に成長する品種もあるので、自分のイメージにあったアルテルナンテラを探すのも楽しいですね。アルテルナンテラの品種をいくつかご紹介しますので、庭造りの参考にしてください。
レッドフラッシュ
レッドフラッシュは、えんじ色の葉が鮮やかで、秋になると真っ白な花を咲かせます。えんじ色と白色のコントラストが美しく、クリスマスシーズンの寄せ植えにもおすすめです。花はポンポンのようにまん丸の形で、温度管理をすれば10月〜2月頃まで長く開花します。
マーブルクイーン
マーブルクイーンは、名前のとおり独特なマーブル模様の葉をもつ品種です。秋から冬にかけて、シックな色合いに紅葉していく様子が楽しめます。ほふく状に成長していくので、地植えにして手入れをすればグランドカバーとしても利用できます。
エンジェルレース
エンジェルレースは、初夏から秋にかけて爽やかな白い葉を付けます。アルテルナンテラの中でも、とくに若葉の透き通るような美しさが魅力的な品種です。耐暑性が強いので、庭の寄せ植えに使用しても枯れる心配が少なく、暑い季節に涼しげな印象を与えてくれます。
モヨウビユ
モヨウビユは、園芸コーナーなどで「アキランサス」や「テランセラ」という名前で出回っている品種です。園芸用に改良されたものが多く、秋が深まるととてもきれいに紅葉します。葉が小さく管理しやすいので、初心者にもおすすめです。
まとめ
アルテルナンテラの植え付けから水やりなどの手入れや管理方法、寄せ植えのアレンジや、挿し木での増やし方などをご紹介しました。葉色の品種がたくさんあり、ほふく性や立ち木性など咲き姿もさまざまな植物です。ぜひお気に入りのアルテルナンテラを育てて、美しい葉色を楽しんでみてくださいね。