チャイブの育て方!種まきの仕方から収穫方法や株分けでの増やし方まで!

チャイブの育て方!種まきの仕方から収穫方法や株分けでの増やし方まで!

可愛らしい花が魅力的なチャイブ。食用としていろいろな食べ方があります。今回は種まきや苗の植えつけ、水やりの方法などチャイブの育て方と、株分けでの増やし方を紹介します。育て方は意外と簡単なのでチャイブの栽培に挑戦してみましょう。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.チャイブの育て方
  3. 3.チャイブの増やし方
  4. 4.チャイブを使ったレシピ
  5. 5.まとめ

チャイブの育て方

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種まき時期 3~5月
植えつけ時期 4~9月
収穫時期 ほぼ年間収穫可能
耐暑性 弱い
耐寒性 強い

チャイブは地植えのほかにもプランターで栽培することができます。チャイブは料理に使うほかにも花を楽しむ目的で植えてみるのもいいですね。土づくりの方法や水やり肥料やりのコツ、摘花の方法などを紹介していきます。上手に育てて収穫を楽しみましょう。

チャイブの栽培環境

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チャイブの栽培環境は、日当たりがよく風通しのいい場所を選びます。明るい日陰でも栽培することが可能です。夏の暑い日差しが苦手なので、すだれなどで日陰を作るのがおすすめです。プランター栽培ならできるだけ涼しいところに移動してあげましょう。

チャイブは暑さが苦手

チャイブは日当たりのよい栽培環境を好みますが、夏時期の直射日光に当たりすぎると、葉が固くなったり葉焼けを起こしてしまいます。プランター栽培の場合は、コンクリートの上に置かないように気をつけましょう。

冬は枯れてしまう?

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チャイブは寒さに強い植物なので、根が枯れないうちは冬場でも成長します。葉は枯れてしまうので栽培は終わりと思われがちですが、きちんと管理して冬越しをすれば、次の春に芽が出ますよ。雪や霜に長く当たると枯れてしまうことがあるので、注意が必要です。プランター栽培なら、軒下に移動させるなど対策をしましょう。

チャイブの育て方①土づくり

チャイブはアルカリ性の土質が栽培に適しています。庭で地植え栽培を行う場合は、植えつけの2週間ほど前を目安に苦土石灰を混ぜて土づくりを行います。赤玉土7に腐葉土2、有機質の肥料と堆肥を1割ほど混ぜ合わせましょう。プランター栽培の場合は、ハーブ用の土を使うと便利ですよ。

チャイブの栽培には土の酸度がPH7~9になるように調整するといいですよ。

チャイブの育て方②種まきと植えつけ方法

地植えとプランター栽培どちらとも種まきは3~5月、苗の植えつけは4~9月がおすすめです。それぞれ適切な時期に植えましょう。種から育てると最初の1年は花が咲かないので、ホームセンターなどで苗を購入する方法がいいでしょう。

種まきのコツ

チャイブの種は光が苦手なので、種をまいたら土を厚めにかぶせましょう。こぼれ種でも発芽することがあるので、種のまきすぎには注意が必要です。セルトレイを使って種まきをする方法もあります。

苗の植えつけのコツ

3cm程度の穴を開けて苗を植えつけましょう。数本をまとめてひとつの穴に植えつけることで、苗が倒れるのを防ぐことができます。草丈が10cm以上の苗を選ぶようにしましょう。

チャイブの育て方③水やり

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チャイブは乾燥が苦手な植物です。水切れしないように、しっかりと水やりをしましょう。水やりが足りないと成長が悪くなり、葉が枯れる原因にもなってしまいますが、水やりをしすぎると株が蒸れてしまうので加減が必要です。冬場も乾燥しないように水やりをしてください。

チャイブの育て方④肥料

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チャイブは肥料がなくても成長してくれますが、種まきや苗を植えつけた時に緩効性の肥料をまくと、よりよく成長してくれます。追加で肥料をまく場合は株の状態に合わせて、2ヶ月に1度を目安に緩効性の肥料を株元から少し離して施してください。液体の肥料を水やりの代わりにまくのも効果的です。

チャイブの育て方⑤剪定と摘花の方法

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夏場などの暑い時期に、風通しをよくするためにも収穫を兼ねた剪定を行いましょう。花がついたままだと葉が固くなってしまうので、葉を楽しむのが目的の場合は、摘花をして花のつぼみを摘み取っていきます。剪定や摘花の作業にはハサミなどの刃物を使用してください。

摘花とは?

つぼみの段階で花を摘み取ってしまうことを摘花といいます。やわらかい葉を食べるチャイブの場合は、花に養分が取られてしまい葉が固くなって食べられなってしまうので、花が咲く前に摘花をしてしまいます。摘花した花は捨てずに食用にしたり、ドライフラワーとして楽しみましょう。

チャイブの育て方⑥収穫

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草丈が20cm以上になったら、株元から3cmほどのところをハサミなどの刃物を使って収穫していきます。収穫の時期は長く、10月頃まで楽しむことができます。暖地や室内などあたたかい場所で栽培する場合は、ほぼ1年中収穫を楽しむことができます。

チャイブの育て方⑦病気と害虫対策

チャイブは病気や害虫被害が少ないので、ガーデニング初心者でも育てやすい植物です。栽培環境によってはアブラムシがついてしまったり、ネギさび病という病気にかかることがあるので、剪定やこまめな収穫で風通しをよくして、病気やアブラムシの被害を防ぎましょう。

ネギさび病

梅雨などの長雨が続くと、ネギさび病を発症することがあります。葉に黄色または赤茶色っぽい斑点がつくのが特徴です。葉が密集していると発症しやすいので注意が必要です。ネギさび病にかかってしまったら薬剤をまくか、葉を切り落として対処します。ネギさび病の部分は食べないほうがいいでしょう。

アブラムシ

風通しが悪かったりするとアブラムシがつくことがあります。アブラムシは繁殖力が強い害虫なので、放っておくと大変なことになってしまいます。発見次第、害虫用の薬剤をまくなどの対策をしましょう。

チャイブの増やし方

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チャイブの増やし方には種まきのほかに株分けをする方法があります。種から増やす場合は植えつけ方法を参考にしてください。株分けで増やす場合は少しだけコツがいるので、ポイントを紹介します。花から種を取ることもできるので、その種を植えてみるのもいいですね。

株分けのやり方

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根を傷つけないように作業していきます。株のまわりを掘り上げたら軽く土を落とし、枯れたり傷んでいる根を取り除きましょう。ハサミを使うといいですよ。手で4等分に分けたら、20cmほど株間をあけて植えていきましょう。株分けで植えつけたあとは、たっぷり水やりをしてください。

株分けの時期

株分けには5月頃または9月頃が適しています。暑すぎる時期を避けて作業するようにしましょう。植えっぱなしだと葉が固くなったり細くなったりするので、2年に1度くらいのペースで株分けをして植え替えるといいですよ。

ボタニ子

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次のページでチャイブのレシピを紹介します!自分の手で栽培したチャイブをおいしく食べてみましょう。

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チャイブを使ったレシピ

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