ミツマタ(三椏)とは?和紙の原料にもなる植物の特徴や育て方を紹介!

ミツマタ(三椏)とは?和紙の原料にもなる植物の特徴や育て方を紹介!

和紙の原料にもなるミツマタをご存知ですか?今回はミツマタの特徴や花言葉、名前の由来などを紹介します。植え付け時期や最適な置き場所などの栽培方法、簡単な和紙の作り方も紹介しますので、自家製のミツマタでハンドメイドを楽しんでみましょう。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.ミツマタとは
  3. 3.ミツマタの特徴
  4. 4.ミツマタの育て方
  5. 5.ミツマタの増やし方
  6. 6.和紙を手作りしてみよう
  7. 7.まとめ

はじめに

Photo by houroumono

ミツマタは日本の文化には欠かせない和紙の原料となる植物です。しかし、ミツマタの特徴や育て方など、知られていないことがたくさんあります。はじめに、ミツマタとはどんな植物なのかを紹介します。特徴や名前の由来、花言葉などをみていきましょう。

ミツマタとは

ミツマタの基本情報

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科目 ジンチョウゲ科ミツマタ属
原産地 中国、ヒマラヤ地方
開花時期 3~4月
耐暑性 強い
耐寒性 普通

ミツマタの用途

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中国大陸南部のヒマラヤ付近が原産のミツマタは、和紙の原料となるほか、紙幣の原料としても使われています。俳句の世界では春の季語として詠まれています。日本には戦国時代に伝わったといわれていますが、万葉集にも詠まれている植物なのではないかなど、謎に包まれている部分があります。

ミツマタの園芸品種

ミツマタの園芸品種として、ベニバナミツマタがあります。赤い花色が特徴的で、愛好家に人気が高い品種です。ミツマタは和紙の原料に使われる植物ですが、ベニバナミツマタは観賞用として用いることが多いです。

ミツマタの特徴

ミツマタの花

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ミツマタは春になると黄色または赤い花を咲かせます。小さいつぼみがいくつも集まり、球状に見えるのもミツマタの特徴です。花の香りは甘酸っぱく感じることがあり、気分を和らげてくれるといわれています。

花は実は花じゃない?

ミツマタはアジサイのように花びらを持たない植物です。花びらを包んでいる「がく」と呼ばれる部分が裂けて反り返ることで、花びらのように見えています。

名前の由来

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ミツマタの名前の由来は、その見た目にあります。成長していくと枝の先がみっつに分かれていく姿から、ミツマタと名づけられました。漢字では三椏、または三又などと表記します。

ミツマタの花言葉

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ミツマタにはいくつかの花言葉がつけられています。ミツマタの繊維質が由来とされる「強靭」や「絆」の花言葉のほか、「永遠の愛」という花言葉があります。家族や大切にしたい人に、花言葉を添えてミツマタの花を贈ると喜ばれますよ。2月15日または3月5日の誕生花にもなっているので、贈る相手の誕生日がその日なら、この花言葉を添えればより素敵な贈り物になりますね。

ボタニ子

ボタニ子

次はミツマタの育て方を紹介します。ミツマタは手入れも簡単で育てやすいので、栽培に挑戦してみましょう!

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ミツマタの育て方

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