アシタバとは?青汁にも使われる葉の風味・栄養・効能や食べ方を解説!

アシタバとは?青汁にも使われる葉の風味・栄養・効能や食べ方を解説!

アシタバは、青汁などの健康食品の原料として知られている野菜です。最近の研究でも非常に栄養価が高く、美容やダイエット、長寿などの健康効果が期待できることが判明しています。今回はアシタバの名前の由来や特徴、栄養成分や効能、美味しい食べ方などをまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.アシタバの概要
  2. 2.アシタバの特徴
  3. 3.アシタバの栄養成分と効能
  4. 4.アシタバの食べ方
  5. 5.美味しい食べ方①天ぷら
  6. 6.美味しい食べ方②炒め物
  7. 7.美味しい食べ方③おひたし
  8. 8.美味しい食べ方④ごま和え
  9. 9.美味しい食べ方⑤青汁スムージー
  10. 10.まとめ

アシタバの特徴

特徴①青汁の原材料

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アシタバは古くから栄養成分を多く含む優秀な野菜として知られていました。そのため青汁の材料になりました。青汁の材料といえばケールや大麦若葉も有名ですが、アシタバはこれらの野菜よりも栄養価が高いとされています。その分、アシタバを使った青汁は、やや高価となることが多いです。

特徴②旺盛な生命力

前にも触れたように、アシタバは非常に生命力が高い植物です。そのため成長力も早く、葉っぱを摘み取っても、翌日には次の葉っぱが伸びてきます。このため、家庭菜園の初心者にも育てやすい野菜の1つだといわれています。

ちなみにアシタバの野菜としての旬の時期は、もっとも新芽が出る2月中旬~5月頃とされています。

特徴③切ると黄色い汁が出る

茎や葉っぱを切ると、淡い黄色の汁が出てくるのもアシタバの大きな特徴です。この黄色い汁の正体は「カルコン」というアシタバの主成分で、ポリフェノールの1種でもあります。優れた効能を多く持っているため、美容や健康の向上・維持に大いに役立つことを期待されています。

特徴④2つの系統がある

Photo by 8og

八丈島です

アシタバは産地によって形状が異なる特徴があり、伊豆大島系と八丈島系の2系統があります。茎の色で判別されており、伊豆大島系が「赤茎」、八丈島系が「青茎」と呼ばれています。さらに詳しく見ると、伊豆諸島でも島ごとによって形状に少しずつ違いがあります。たとえば御蔵島のアシタバは、他の島のアシタバに比べると茎が太いです。

特徴⑤料理やスイーツでも活躍

伊豆諸島ではアシタバは野菜として親しまれてきました。現在も野菜として通年販売されています。料理やスイーツも多く作られており、天ぷらや炒め物、おひたしなどといった、独特の苦い味やクセを抑える料理のほか、蕎麦、こんにゃく、お茶、焼酎、ケーキ、アイスクリームなど、いろいろな料理や飲み物、スイーツが作られました。そのなかには土産品として販売されている物もあります。

特徴⑤「不老長寿伝説」を残すほどの効能

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アシタバが栄養成分を豊富に含む優秀な野菜であること、薬草としての効能も持つことは古くから知られていました。江戸時代の書物「大和本草」では「滋養強壮によい薬草」として紹介されているほどです。「不老長寿の妙薬」として、秦の始皇帝に求められたという伝説も残っています。

「不老長寿の妙薬」伝説

Photo by kanegen

秦時代の方士・徐福の像です。

古代中国を統一した最初の帝国・秦を築いた始皇帝が、不老不死・長寿に固執していた話は有名です。権力を駆使して不老不死の薬や不老長寿の野草を求めていたという始皇帝に、ある日伊豆諸島から「不老長寿の野草」が届けられました。それがアシタバだったと伝わっています。また、始皇帝の命で不老不死の薬を探して旅に出たという徐福にも、不老長寿の野草アシタバを求めて八丈島を訪れたという伝説があります。

真実はわからないけれど、古い昔からアシタバは「不老長寿の妙薬」と信じられたくらい、優れた薬草だったということなんだろうね。

アシタバの根にも高い薬効があり、朝鮮人参の代用品として利用されていました。これほどの薬草ですから「不老長寿の妙薬」とされたのでしょう。

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アシタバの栄養成分と効能

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