アシタバとは?青汁にも使われる葉の風味・栄養・効能や食べ方を解説!

アシタバとは?青汁にも使われる葉の風味・栄養・効能や食べ方を解説!

アシタバは、青汁などの健康食品の原料として知られている野菜です。最近の研究でも非常に栄養価が高く、美容やダイエット、長寿などの健康効果が期待できることが判明しています。今回はアシタバの名前の由来や特徴、栄養成分や効能、美味しい食べ方などをまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.アシタバの概要
  2. 2.アシタバの特徴
  3. 3.アシタバの栄養成分と効能
  4. 4.アシタバの食べ方
  5. 5.美味しい食べ方①天ぷら
  6. 6.美味しい食べ方②炒め物
  7. 7.美味しい食べ方③おひたし
  8. 8.美味しい食べ方④ごま和え
  9. 9.美味しい食べ方⑤青汁スムージー
  10. 10.まとめ

アシタバの栄養成分と効能

ここではアシタバに含まれている栄養成分を紹介します。アシタバは野菜のなかでも栄養豊富で、しかもそれらをバランスよく含んでいることで知られています。アシタバにしかない成分もあるほどです。このため、美容やダイエット、健康効果などに多くの期待が寄せられています。青汁などの健康食品に利用されるのも当然といえるでしょう。

栄養成分と効能①カルコン

アシタバの主成分であり、黄色い色素を持つポリフェノールの1種です。アシタバ以外の植物には、ほとんど含まれていないといわれています。抗菌、抗酸化、抗炎症作用、さらには内臓脂肪の解消や血栓の抑制にも効果があるとされ、成人病の予防やアレルギーの抑制にアンチエイジング、むくみやセルライトの解消など、さまざまな美容・健康効果を期待されている注目の成分です。

明日葉の根や茎を切ると黄色のネバネバした汁が吹き出す。この黄汁に制がん作用、抗潰瘍作用、抗血栓作用など‐‐の効果があることがわかってきた。

栄養成分と効能②クマリン

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セリです。

ポリフェノールの1種で、セリ科の植物全般に含まれている成分です。抗菌作用と抗酸化作用があるとされ、血流改善や認知症予防効果を期待されています。

栄養成分と効能③食物繊維

Photo bysilviarita

アシタバは、野菜に含まれていることが多い食物繊維も豊富に含んでいます。食物繊維には便秘や肥満予防によるダイエット効果、コレステロール値抑制効果が期待できます。

栄養成分と効能④βカロテン

Photo byJillWellington

βカロテンは体内に入るとビタミンAへと変化する栄養成分です。緑黄色野菜に含まれることが多く、美肌や免疫力向上に効果があるとされています。このβカロテンも、アシタバは豊富に含んでいます。アシタバを100g食べれば、ほぼ1日に必要な量のβカロテンを摂れるといわれているほどです。

ちなみにアシタバの100gは、料理にすると「小鉢一杯分のおひたし」くらいだよ。

また、β-カロテンは体内で必要な量だけビタミンAに変換され、下記のような効果が期待されています。

●夜間の視力の維持

●皮膚や粘膜の健康維持を助ける

●肌の奥の隠れジミ(シミ予備群)を減らす

栄養成分と効能⑤ビタミン類

フリー写真素材ぱくたそ

緑黄色野菜といえば、ビタミン類を豊富に含む物が多いことで知られていますが、アシタバも例にもれません。ビタミンB1、B2、C、Eを豊富に、しかもバランスよく含んでいます。もっとも注目すべきは「造血ビタミン」と呼ばれるビタミンB12を含んでいることでしょう。地上に生息する植物のなかで、ビタミンB12を含んでいる植物はアシタバだけといわれています。

ビタミンB12は補酵素としてたんぱく質や核酸の生合成、アミノ酸や脂肪酸の代謝に関与しています。また、赤血球の成熟に関与し、葉酸とともに骨髄で正常な赤血球をつくります。

栄養成分と効能⑥ミネラル

ビタミン類と同じく、緑黄色野菜に多いといわれているミネラルも豊富に含まれています。カリウム、カルシウム、鉄分、亜鉛、マグネシウムなど、その種類はビタミン類と合わせると20種類を超えます。これらの栄養成分には、疲労回復や貧血の予防改善、骨の強化や骨粗しょう症の予防など、さまざまな効果が期待されています。

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アシタバの食べ方

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