ナヨクサフジとは?花期などの特徴から似た植物との違いまで!

ナヨクサフジとは?花期などの特徴から似た植物との違いまで!

春から夏にかけて河原や土手などに群生し、房状に紫色と白色の花をつけるナヨクサフジ。もともとヨーロッパ原産の植物で、飼料や緑肥として日本に入ってきました。ナヨクサフジに似た植物であるクサフジやカラスノエンドウ、ツルフジバカマとの違いを解説します。

記事の目次

  1. 1.ナヨクサフジの特徴
  2. 2.ナヨクサフジの用途
  3. 3.ナヨクサフジに似た花
  4. 4.ナヨクサフジとクサフジの見分け方
  5. 5.まとめ

ナヨクサフジに似た花

ボタニ子

ボタニ子

ナヨクサフジに似た花ってたくさんあるけど、違いがよく分からないなぁ。

ボタ爺

ボタ爺

確かに似た花は多いのぉ。それぞれの特徴をみてみよう。

ナヨクサフジに似た紫色の花はよく見かけますが、開花時期、花や葉の特徴をみることでその違いがわかります。身近な草花で似た花の特徴を紹介します。

カラスノエンドウ

Photo by ueda_yoshitaka

おなじみの野の花ですね。葉っぱやつるはナヨクサフジに似ていますが、花は1つ2つ小さめの赤紫色の花をつけます。実や種はナヨクサフジに似ているので花で見分けることができます。

クサフジ

Photo byLittleThought

もともと日本にいる在来種です。藤の花に似た紫の花をつけることからクサフジの名がつきました。ナヨクサフジにもよく似ているので見分け方がむずかしいです。詳しい見分け方は後述します。

ツルフジバカマ

ツルフジバカマもよく似た紫の花をつけます。背丈はナヨクサフジよりも高く山地や林に分布しており、葉がナヨクサフジよりも大きく厚みがあります。また花期も秋頃までとナヨクサフジと違う特徴があります。

ナヨクサフジとクサフジの見分け方

ボタニ子

ボタニ子

カラスノエンドウとツルフジバカマの違いはわかりそうだけど、問題はクサフジとの見分け方よね。

ボタ爺

ボタ爺

花の特徴をよく観察してみると違いがわかるぞ。

クサフジの花の特徴

クサフジの花は、花筒部がそりかえって開いている花部よりも小さく半分以下になっています。花色も全体にうす紫色をしており、白と紫にはっきりと分かれていません。

ナヨクサフジの花の特徴

ナヨクサフジの花は、花筒部がそりかえっている花部と同じくらいあり、全体的に長くなっています。花色は花筒部は赤紫色、花部は白色とコントラストがはっきりとしています。

開花時期の違い

フリー写真素材ぱくたそ

またナヨクサフジの開花時期は3月〜7月とやや早めなのに対してクサフジは5月〜9月とやや遅めになっています。ただ、開花時期がかぶっているので、これだけで判断するのはむずかしいですね。

ボタニ子

ボタニ子

なるほどー!花が長めで色のコントラストがはっきりしているのがナヨクサフジなのね。

ボタ爺

ボタ爺

そうじゃ。最近では外来種であるナヨクサフジのほうがクサフジよりもよく見かけるのう。

まとめ

ナヨクサフジは春から夏にかけて河原や土手などに群生し、房状に見事な藤色の花をつけます。繁殖力も強く世渡り上手な植物でもあります。今後ますます日本の各地で見られるようになるかもしれませんね。

のんみー
ライター

のんみー

ガーデニング初心者。散歩と野の花が好き。

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