ウスバサイシンとは?カンアオイとの違いや増やし方のコツなどを紹介!

ウスバサイシンとは?カンアオイとの違いや増やし方のコツなどを紹介!

ウスバサイシンは日本の山林に広く分布している野草で、地面の近くにこっそりと花を咲かせる植物です。根には多くの有効成分が含まれており、漢方の「細辛(サイシン)」の原料としても利用されています。そんなウスバサイシンの特徴や育て方、増やし方のコツなどをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ウスバサイシンとは
  2. 2.ウスバサイシンの特徴
  3. 3.ウスバサイシンの育て方
  4. 4.ウスバサイシンの増やし方
  5. 5.ウスバサイシンの病気と害虫
  6. 6.まとめ

ウスバサイシンの育て方

ウスバサイシンは素朴な咲き姿が人気で、庭の半日陰などで地植えにして育てると毎年こっそりと小さな花を咲かせてくれる魅力があります。茎が地面を這うように伸びていくので、広い場所で育てグランドカバーとして利用するのもおすすめです。そんなウスバサイシン育て方を詳しくご紹介します。

置き場所

日本の山林に自生していますが、主に日陰や湿地に生えているのが特徴です。そのため年間を通して日陰になるような場所で、風通しのよすぎない置き場所が適しています。とくに夏場は日光にたくさん当たると葉焼けの恐れがあるので注意が必要です。

用土

Photo byPexels

水はけと水もちのよさを両方兼ね備えた用土を好みます。ウスバサイシンは適度な湿気が必要なため、水はけがよすぎる用土は乾燥しやすくおすすめできません。赤玉土のみを用土として使用しても構いませんが、鹿沼土や軽石を少量加えた用土でもよく育ちます。

植え付け・植え替え

Photo bysumma

植え付けや植え替えは9月下旬〜10月上旬に行います。鉢植えの場合、根が深くまで成長するため2年〜3年に1度、ひと回り大きな鉢へ植え替えてください。狭い場所で育てるよりも広い場所に植え付け、適度な植え替えをすると株が元気に成長します。

水やり

Photo byElla_87

山の湿った場所や川の近くなどに自生しており、適度な湿気を好みます。同じような環境にするため土の表面が乾ききらないように管理してください。朝にたっぷりと水を与え、夕方乾いているようならもう一度水やりをします。夏場は水分が蒸発しやすいので、必ず1日に2回は水やりを行い夜間の温度を下げるのがポイントです。

肥料

Photo byJing

肥料は株元に与えるのではなく、葉の部分に直接肥料を施す「葉面散布肥料」を与えます。葉面に与えると育成をコントロールできるので、成長を見ながら適度に与えてください。また、植え付けの用土にリン酸を多く含んだ置き肥を施しても構いません。

ボタニ子

ボタニ子

次のページでは、増やし方や病気と害虫についてご紹介します。

次のページ

ウスバサイシンの増やし方

関連記事

Article Ranking