マルバノイチヤクソウ
名前の通り葉が丸いのがマルバノイチヤクソウの特徴です。ほかのイチヤクソウとくらべて、幅の方が長い葉をしています。茎が赤く葉がすこし赤みを帯びているのも特徴です。ベニバナイチヤクソウと比べると見わけが付きにくい仲間です。日本国内では北海道から九州まで広く分布し、普通のイチヤクソウよりもより高い山地に分布します。
ジンヨウイチヤクソウ
ジンヨウイチヤクソウは「腎葉一薬草」と書きます。由来は葉の形が腎臓の形に似ていることからその名前が付けられています。花は白く、普通のイチヤクソウとの区別がつきにくいですが、葉が葉脈に沿って白くなっているのが特徴です。北海道から本州北部に分布しています。
コバノイチヤクソウ
コバノイチヤクソウの「コバノ」とは「小葉の」という意味で、その名の通り、普通のイチヤクソウより葉が小さいのが特徴です。普通のイチヤクソウの葉の長さが3~6cmなのに対して、コバノイチヤクソウは1.5~3cmほどの長さの葉をつけます。ジンヨウイチヤクソウと同じく北海道から本州の北部にかけて分布しています。
イチヤクソウの薬効
イチヤクソウを開花期に根元から採取し、陰干しさせるとロクテイソウ(鹿蹄草)という名の生薬になります。利尿作用や抗菌作用があるとされ、様々なシーンで利用されています。
民間では生の葉汁を打撲傷、切り傷の外用に、また保温を目的に浴湯料とします。煎液には利尿作用があり、脚気やむくみによいとされています。
ボタニ子
名前の由来の通り、一つの薬でいろんな病気に効くのね!
塗り薬として
イチヤクソウにはフェノール誘導体や、フラボノイドなど抗菌作用のある成分が含まれています。そのため、生の葉を絞ったものを切り傷や虫刺されに塗ると、止血や鎮痛の効果があるとされ民間薬として親しまれてきました。
お茶として
イチヤクソウを乾燥させるとロクテイソウ(鹿蹄草)と呼ばれ、漢方薬として使用されています。ロクテイソウを煎じて飲むと、ピロランチンなどといった利尿作用のある成分が作用し、むくみや脚気などによいとされています。
日焼け止めローションにも
イチヤクソウの抗菌作用や抗酸化作用に着目し、日焼け止めローションにイチヤクソウエキスを配合しているものもあります。乾燥や肌荒れを予防するとされています。
作用のあるイチヤクソウなど、乾燥や肌あれから肌を守る植物のパワーで、健やかな肌へと導きます。
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ボタニ子
日焼け止めで肌荒れしてしまうような敏感肌の人にもやさしくできているのね。次ページからはイチヤクソウの育て方を紹介します!