ショウジョウバカマの育て方!葉挿しでの増やし方のポイントを解説!

ショウジョウバカマの育て方!葉挿しでの増やし方のポイントを解説!

ショウジョウバカマは、山の湿った土地や谷沿いに自生している高山植物です。雪の下で葉をつけたまま越冬し、雪解けとともに新芽を出して紫色や白色のかわいらしい花を咲かせます。育て方も簡単で盆栽にもおすすめです。そんなショウジョウバカマの特徴や育て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ショウジョウバカマとは
  2. 2.ショウジョウバカマの育て方
  3. 3.ショウジョウバカマの増やし方
  4. 4.ショウジョウバカマの品種
  5. 5.まとめ

ショウジョウバカマの育て方

ショウジョウバカマはやや湿った土地に自生している植物のため、同じような環境で育てるのがポイントです。多年草に分類される植物で、大切に育てると毎年開花が楽しめます。そんなショウジョウバカマの置き場所や植え付けなどの育て方を詳しくご紹介します。

育て方①置き場所

午前中は日当たりがよく、午後からは日陰になるような置き場所が適しています。日光を浴びずに育てると、花付きが悪くなる恐れがあるため注意しましょう。庭植えの場合は、建物の陰や落葉樹の下など半日陰になる場所がおすすめです。夏場の直射日光に長く当たると葉焼けを起こしてしまうため、遮光ネットなどを使用して50%〜60%遮光してください。

雪の下で冬越しできる

耐寒性が強く、雪の下でも枯れない強さが特徴です。冬に室内へ取り込む必要ありません。葉が「ロゼット状」といって地面に張り付くように生えており、葉を落とすことなくそのままの状態で冬越しします。雪が多く降る地方では、雪の下に埋めてしまっても構いません。ショウジョウバカマは1年を通して葉がついているため「常緑性多年草」に分類されている植物です。

育て方②用土

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水はけと水もちのよさを両方兼ね備えた用土が適しています。赤玉土を主として鹿沼土小粒や軽石小粒を混ぜ込んで作りましょう。適度な湿度が必要のため、乾燥が気になるようならヤシ殻チップや水苔(みずごけ)を加えても構いません。庭植えにする場合は腐葉土を混ぜ込み水もちをよくしましょう。

盆栽にするなら「苔玉」がおすすめ

盆栽として育てる場合は、ケト土と赤玉土を混ぜ込み少量のピートモスを加えます。土だんごのように丸めたらショウジョウバカマを植え込みます。周りにコケを貼り付けて糸でぐるぐると巻けば「苔玉(こけだま)」の完成です。霧吹きで水を定期的に与えて、常に湿った状態を保ってください。

育て方③植え付け・植え替え

植え付けや植え替えは5月〜6月の間に行いましょう。ショウジョウバカマは成長とともに根が張り株が上がってくる性質があります。そのため用土を山のように盛り上げて植え付けるのがポイントです。植え替えは根詰まりを防ぐために1年〜2年に1度は必ず行いましょう。

育て方④水やり

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庭植えの場合は雨水のみで十分なため、水やりの必要はありません。しかし夏場など、あまりにも地面が乾燥しすぎているようならば、水を適量与えてください。鉢植えの場合は土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出る程度にたっぷりと水やりをしましょう。

育て方⑤肥料

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肥料を与えずに育てると花付きが悪くなってしまいます。3月〜9月にかけて草花用の液体肥料を1,000倍〜2,000倍に薄め、月に2回〜3回程度水やりの代わりに与えてください。固形肥料を置き肥する場合は、葉が地面に近いため葉に触れないようにするのが重要です。また、植え付けの用土に元肥として緩効性の化成肥料を混ぜ込んでも構いません。

次のページでは、増やし方や品種をご紹介します。

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ショウジョウバカマの増やし方

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