いちじくの栄養
通常いちじくの食べている部分を果実だと思われがちですが、実はいちじくの花の部分というのが正解です。またいちじくの葉は薬用にも活用されています。これを煎じて飲むこともあります。ここではいちじくの種類や含まれている成分を深掘りしていきます。
いちじくの成分①カリウム
いちじくの中に含まれている栄養素の中でもカリウムは顕著です。カリウムは細胞の水分量や浸透圧を外部とうまく調整できる力があります。余分な塩分や水分を排出してくれる働きを持っています。そのため女性の悩みでもある「むくみ」の対策にもなります。
いちじくの成分②ペクチン
いちじくの中には、食物繊維の「ペクチン」が豊富に含まれています。水溶性で血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。もしコレステロールの数値が気になるという方は、その上昇を抑制してくれる効果が期待できるのでおすすめです。
いちじくの成分③カルシウム
意外に思われるかもしれませんが、いちじくにはカルシウムも含まれています。カルシウムは当然のように骨を形成するミネラルの1つで、普段の生活の中では見失いがちな栄養素でもあります。
いちじくの成分④鉄分
カルシウムと同じくミネラルの一部である鉄分も、いちじくの中に含まれています。貧血気味の方には鉄分の補給が重要です。特に女性にとっていちじくがおすすめなのも鉄分が簡単に摂取できるからです。
いちじくの選び方
おいしいいちじくを選ぶ方法には、どのような見極め方があるのでしょうか?まずは丸みがあることが大切です。その上で皮に張りがあって全体的に色づいているものをチョイスするようにしましょう。お尻に裂け目が出ているようないちじくは完熟状態なので食べ頃です。
選び方①割れ過ぎないいちじくを選ぶ
いちじくのシーズンはだいたい8月~10月頃です。多少の裂け目があるいちじくがおいしいのですが、あまり大きく割れ過ぎているいちじくは、雨水を吸い過ぎている可能性があるので熟しすぎています。裂けない程度で程よく割れたいちじくを選ぶのがおいしい見極めのポイントになります。
選び方②ヘタの切り口がみずみずしいものを選ぶ
まだ収穫したての新鮮ないちじくには樹液があります。樹液がでるほどみずみずしいいちじくを選ぶことがおいしい見極め方です。ヘタの切り口を見て潤っていれば新鮮です。乾燥していないいちじくなら鮮度が落ちていません。
選び方③未熟ないちじくを選ばない
万が一、未熟ないちじくを食べるとお腹を壊す恐れがあるため注意が必要です。それにいちじくは日持ちが悪いという欠点があるので購入後はなるべく早く食べることをおすすめします。