ニシキギ(錦木)とは?庭木としての特徴や育て方・管理方法を解説

ニシキギ(錦木)とは?庭木としての特徴や育て方・管理方法を解説

ニシキギという植物をご存知ですか?「錦木」と表記されるとおり、錦のように美しく紅葉するのが特徴の植物です。またニシキギは紅葉だけでなく真っ赤な実も楽しめるので、庭木や盆栽としても人気があります。そんなニシキギの管理方法や品種、特徴や花言葉などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ニシキギ(錦木)とは
  2. 2.ニシキギ(錦木)の特徴
  3. 3.ニシキギ(錦木)の育て方
  4. 4.ニシキギ(錦木)の剪定方法
  5. 5.ニシキギ(錦木)の増やし方
  6. 6.ニシキギ(錦木)の種類
  7. 7.まとめ

ニシキギ(錦木)の増やし方

ニシキギは「挿し木」「根伏せ」「種まき」という3つの方法で増やせます。それぞれの増やし方に適した時期や方法をご紹介します。

増やし方①挿し木

Photo byvjgalaxy

挿し木は3月上旬に行いましょう。前年に伸びたばかりの若い枝を選び、15cm〜20cmほどの場所で切り取ります。下の方についている葉を取り除いたら、水につけてしっかりと水を吸わせます。赤玉土などの挿し木用の用土に挿し、根が出るまで水を切らさないように管理してください。

増やし方②根伏せ

根伏せも挿し木と同じ3月上旬が適期です。根を傷つけないように優しく掘り起こし、根が立派に育っている部分を15cm〜20cmほど切り取ってください。根が約1.5cm以上になっているものを選ぶと成功しやすくなります。地面や鉢に5cmほどのくぼみをつけ、切り取った根を置き土をかぶせて育てます。

増やし方③種まき

Photo by frontriver

10月〜11月に実がなり、完熟すると中から種子が採取できます。種子が乾燥してしまわないように密閉容器やビニール袋などに保管しておきましょう。種まきは暖かくなってきた3月頃に行います。植え付けのときと同じ用土を準備し、種まきをしてからたっぷりと水を与えて発芽をまちます。

ニシキギ(錦木)の種類

アジアを中心として約170種類が存在しています。樹高や葉の大きさなどもさまざまですが、どれも美しく紅葉するのが特徴です。そんなニシキギの種類をいくつかご紹介します。

ニシキギ・コンパクタ

ニシキギの中でも人気があるのは「ニシキギ・コンパクタ」という品種で、通常のニシキギと比べて小ぶりなのが特徴です。成長しても樹高は約1mまでにしか大きくなりません。そのためニシキギ・コンパクタは、鉢植えや盆栽などにして観賞用として小さく育てたい人におすすめの品種です。

ツリバナ

漢字で「吊り花」と表記されるとおり、花や実が吊り下がっているような咲き姿をしています。花は薄いピンク色で1cmほどの小さなサイズです。秋になると紅葉しますが、地域によっては真っ赤に紅葉せず、黄色っぽく紅葉(黄葉)する場合もあります。

マユミ

マユミの実はサイコロのような形をしています。紅葉が終わったあとにもピンク色の鮮やかな実が残るので、花が少ない時期に彩りを添えてくれるのが魅力です。樹高は5m〜7mほどまで大きく成長するので、庭木にはあまり向いていないといわれています。

まとめ

ニシキギの特徴や育て方、剪定方法や増やし方などをご紹介しました。日本三代紅葉樹にも選ばれている美しい紅葉や、かわいらしい真っ赤な実を楽しめる魅力的な植物です。暑さや寒さにも強く、初心者でも気軽に育てられます。そんな素敵なニシキギをぜひ育てみてくださいね。

Alisa.
ライター

Alisa.

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