シネラリアとは？特徴・花言葉や切り戻し方法など上手な育て方を解説

青色のシネラリアには「恋の悩み」の花言葉があります。冬の寒さに耐えて花を咲かせている姿が、悩みを抱えて過ごす状態に重ねられ、この花言葉がつけられました。

青紫のシネラリアには、「元気」という花言葉があります。こんもりと半球状に多くの花を咲かせるシネラリアは、ボリュームがあり元気があふれています。

シネラリアは種からも育てられます。しかし、花をつけるまで時間や手間がかかるため、すでに花が咲いている鉢植えを育てることがほとんどです。ここでは、鉢植えのシネラリアの育て方を解説します。

シネラリアの鉢植えは、花が咲いている状態で店頭に並びます。買ったときの鉢のまま育ててもいいのですが、一回り大きい鉢に植え替えると株が元気になり花期が長くなります。これはシネラリアが細かい根を張りながら成長する性質があり、植え替えをすると鉢の中で根づまりしにくくなるためです。

シネラリアは水はけと保水性のある土を好むため、一般的な花用の培養土が使えます。自分で用土を作る場合は、赤玉土と腐葉土とピートモスを5：3：2の割合で混ぜ合わせましょう。用土に緩効性肥料も混ぜ込むと、花つきがよくなります。

シネラリアに与える肥料は、リン酸分を多く含んているものを選びましょう。リン酸には、植物の花つきをよくする効果があります。またシネラリアは多くの花を咲かせるため、花が咲きおわる前に土の養分がなくなってしまいます。花期の間は、10日に1度薄めた液体肥料を追肥として与えましょう。

シネラリアは、日によく当てたほうが花つきがよくなります。しかし霜に当たると枯れてしまうため、最低気温が5℃以下になると屋外で栽培できません。寒冷地の場合、気温が下がってきたら室内の日当たりがいい場所で育てます。暖かい地方では、気温の下がる夜間は室内に入れ、昼間は屋外の日当たりの良い場所に移動させてもいいでしょう。

シネラリアは、鉢の表面の土が乾燥したらたっぷり水を与えます。土が乾く前に水やりすると株が蒸れる原因となるので、土の状態を見ながら行うことが大切です。また、花が咲いているシネラリアは水をよく吸うため、特に花期の間は水切れをおこさないように気をつけましょう。このほか、シネラリアの株ではなく土に水を与えるよう心がけると、花を傷めません。