サフィニアとは?特徴・育て方や仕立て方を解説!ペチュニアとの違いは?

サフィニアとは?特徴・育て方や仕立て方を解説!ペチュニアとの違いは?

サフィニアは夏のガーデニングに欠かせない花です。サフィニアは、ペチュニアの弱点である雨や蒸れにも強いことから、長い花期で夏花壇をいろどります。サフィニアブーケなどのコンパクトな品種は寄せ植えにもおすすめです。育て方のポイントや仕立て方をご紹介します!

記事の目次

  1. 1.サフィニアとは?
  2. 2.サフィニアの種類
  3. 3.サフィニアの育て方
  4. 4.サフィニアの仕立て方
  5. 5.サフィニアの増やし方
  6. 6.まとめ

サフィニアの育て方

春先のホームセンターや園芸店には、初夏にむかって植えるサフィニアの苗もたくさん入荷します。ただ人気の品種は早めに売り切れることがあるので、購入したいお気に入りの苗は早めにチェックしましょう。

ボタニ子

ボタニ子

ほしい苗があるけれどまだ準備不足…

人気の苗は手に入れて植えるまで普通に管理すればよいのよ!

ボタニ子

ボタニ子

なるほど…お花屋さんと同じでいいのね!

植え付けの時期

3月20日ころの彼岸を目標に植えるとよいでしょう。これは関東地方や西の地方の温暖な気候で地温があがっている場合で、北の地方はもう少し先となります。いずれも「桜の季節」が目安です。

サフィニアのフラワーデータ

サフィニアは一株でも株が大きくなるので、基本的な植え付けのデータをご紹介します。ご自分の飾りたい場所の目安にしてください。

販売時期 3~5月
開花時期 4~11月
丸鉢 1~3株(30cm)
横長プランター 1~2株(65cm)
ハンギング 1~3株(30cm)
花壇 4~6株(1m平方)
株張り 40~100cm
草丈 15~40cm
花径 4~6cm
摘芯 必要
花がらつみ 必要
切り戻し 必要(ブーケは不要)
日照 日当たりのよい野外
追肥 液体肥料を週に1回

用意するもの

サフィニアの苗をえらんだら、飾る場所の広さのイメージにあった容器を用意しましょう。雨にもつよく改良されたサフィニアですが、長雨のつづく梅雨や風通しのわるい場所では満足いく花付きにはなりません。最適な生育環境を維持するには鉢植えの方が移動もしやすく、管理の面からはおすすめです。

  1. 花の苗
  2. 栽培容器(鉢・プランター・ハンギングバスケット)
  3. 鉢底石
  4. 草花用培養土・サフィニア専用培養土
  5. シャベル
  6. 追肥用の肥料

サフィニアの専用培養土は販売元のサントリーフラワーズで販売店の情報が掲載されています。

SUNTORYFLOWERS企業情報
サフィニアをはじめSUNTORYFLOWERSの商品が買えるお店の検索ができます

育て方:春から梅雨前

サフィニアの苗は、購入時からしっかりと葉が密に生育しています。植え付け後2~3週間したら最初の追肥をおこないます。苗には肥料が施されていますが、生育旺盛なのでこの頃から液肥を与えます。また梅雨に入るころには葉が密集してきてますので、摘芯を開始します。

植え付けから梅雨入り時期の管理

  • 植え付け後2~3週間後に最初の追肥
  • 梅雨入り時期の前に蒸れ防止の最初の摘芯

摘芯(ピンチ)の方法

摘芯は鉢を真上から見て、鉢のそとに出ている枝をカットします。摘芯をすることにより枝数が増えて花芽がたくさんつきます。せっかく大きくなった株を見るとざんねんな気がしますが、ここは切り戻しをして枝数を増やすことに専念します。

育て方:梅雨の時期

雨に強く改良されたサフィニアですが、基本的には長雨に当たらせない方が蒸れによる病気をふぜぎます。鉢植えのサフィニアなら軒下に移動したり、雨による泥はねからの病気の予防にマルチングを施すか、鉢の位置を高くしましょう。2週間ごとの摘芯と追肥を忘れずに雨の時期を乗り切ってくださいね。そろそろ花も咲き始めているので、枯れた花は付け根の枝ごとカットして切り戻しも欠かさないようにします。

梅雨時の管理

  • 長雨の当たらない場所に移動する
  • 雨による泥はね防止(マルチングや鉢の位置を高くする)
  • 2~3週間の摘芯と追肥(サフィニアブーケは摘芯はいらない)
  • 咲き終わった花のカット(切り戻し)

育て方:梅雨明けから盛夏

梅雨をのりきり、定期的な切り戻しの摘芯をしたサフィニアは、豪華に花数をつけて最盛期となります。暑さには強いのですが根も張っているので、水切れには注意が必要です。鉢植えの場合は土がかわいたら水やりが基本ですが、真夏の昼間に水をあげないでください。炎天下での水やりは、あげた水が鉢の中で熱湯状態になり株をいためます。また台風シーズンも始まるので注意が必要です。

梅雨明けから盛夏の管理

  • 水切れに注意して朝か夕方の涼しい時間に水やり
  • 花がらが多くなるのでまめにカットする
  • 伸びすぎた枝は摘芯と切り戻し(枝は挿し木用に利用)
  • 台風がくるときは鉢を移動して強い雨風でいたむのを防止

育て方:秋

秋に入る少し前に、このシーズン最後の摘芯をしましょう。夏でつかれた株を摘芯してコンパクトに仕立てると、2か月後にはふたたび満開のサフィニアが楽しめます。秋に入ると長雨や台風などの自然災害が多くなりますので、管理には注意しましょうね。

秋の管理

  • 8月下旬をめどに最後の摘芯をする
  • 盛夏より水やりをひかえる(根腐れに注意)
  • 長雨や台風のときは鉢を移動する

育て方:冬越し

出典:写真AC

8月のうちに摘芯と切り戻しをしたサフィニアは、2か月後にはもう一度開花します。その後、野外の冬越しは暖地の霜を避けた場所での管理で上手に冬越しをすることもできます。寒冷地でも室内ならば冬越しも可能ですが、翌年の花は前年とおなじような花になるとは限りません。

冬越し

  • 暖地では霜のおりない野外の冬越しも可能
  • 寒冷地の冬越しは暖房があたり過ぎない室内で冬越しも可能
  • 冬越しの準備は葉の黄変はカット、全体にコンパクトに切り戻し
ボタニ子

ボタニ子

次のページで飾りかたと増やし方をご紹介します!

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サフィニアの仕立て方

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