サフィニアの仕立て方
サフィニアは一株でも株張りがよいので単品で植え付けることが多いのですが、サフィニアブーケのようなコンパクトに仕立てられる品種は寄せ植えもよいでしょう。またマックスのような株立ちの大きくなる種類は、庭植えのグランドカバーにも向いています。
サフィニアの寄せ植え
お好みで数種類のサフィニアを寄せ植えするのもすてきです。サフィニアの仲間で植えると違和感なく、水やりのタイミングもおなじなので失敗が少ない寄せ植えができあがります。
すこし上級者むけの寄せ植えのアイディアです。色数とメインのサフィニアを引き立てるために、葉色が明るいカラーリーフやダイヤモンドフロストのように小花で白くこんもりする花もおすすめです。
ハンギングバスケット
梅雨や夏の時期の蒸れ対策に効果があるのはハンギングバスケットです。通気性がよく軽いココヤシ素材がおすすめです。コンパクトに摘芯をしてこんもりと仕立てるとよいでしょう。ハンギング用のかるい培養土も利用して、たくさんハンギングするのもサフィニアの醍醐味です。
グランドカバー
サフィニアマックスは雨後の花の回復がはやく、株の大きさもサフィニアの中でいちばん株の横張りがつよいです。花壇にもボリュームがでるので、グランドカバーとして植えるのもすてきです。増やし方も生育が旺盛なので、どんどん切り戻して挿し芽しましょう。
サフィニアの増やし方
サフィニアの増やし方は比較的にかんたんで、定期的な摘芯や切り戻しで出た枝を、挿し芽(挿し木)をすることできます。生育旺盛な時期は挿し芽(挿し木)のシーズンですから、切り戻した枝を使って試してみましょう。
挿し芽と挿し木のちがい
増やし方の園芸用語ですが、挿し芽と挿し木は同じことをさします。草花のときは挿し芽といい、挿し木は樹木の増やし方です。サフィニアは草花なので、挿し芽という増やし方となります。
挿し芽の方法
サフィニアの増やし方ですが、挿し芽の時期は最初の切り戻しと摘芯のころからはじまります。具体的には植え付けて株がこんもりとなり、枝数が多くなる5月後半から6月の梅雨入りころにカットした枝をつかって増やします。
挿し芽をつかった増やし方
- 挿し芽の時期は5月下旬からが適期
- 鉢からはみ出した枝をカットして挿し芽の穂とする
- 10cm程度にカットして根元から2~3cmは葉をとりのぞく
- メネデール溶液などの活力剤に1時間ほど浸す
- 湿らせておいた赤玉土や挿し芽の土に挿し穂をさす
- 雨のかからず半日陰の場所で育苗する(発根まで1か月)
- 表面がかわいたら水やりをする
- 根付いたら普通に植え付ける
まとめ
サフィニアアート ローズイエロー
初夏から秋まで豪華に咲きつづけるサフィニアは、夏のガーデニングにはかかせない存在となっています。一鉢でも楽しめますし、小ぶりでまとまるサフィニアブーケなどは他の夏の花との寄せ植えにもすてきです。豊富な花色と花の形が魅力のサフィニアを夏のガーデニングに加えてはいかがでしょうか?