タマリロの食べ方
ニュージーランドに入った頃は黄色や紫色が多かったタマリロですが、今では赤色が主流になっています。そのタマリロの実を、半分に切ってみましょう。中からはトマトやパッションフルーツのような、ゼリー状の果実がでてきます。そのゼリー状の部分をスプーンですくい食べるのです。
タマリロの種類
実の色の違いにより、味や特徴も違っているようです。ここで、よく見かける3種類のタマリロをご紹介しましょう。
レッド
表面は真っ赤な色をした、レッド。この種類は、生で楽しむこともできますが、酸味が強いため、どちらかというと調理・加工用に向いています。
ゴールド
ゴールドという名ですが、黄色に近い色をしています。レッドよりは酸味が少なく、甘さを感じることができる種類です。
アンバー
肌色のような色をしているのが、アンバーという種類です。レッド・ゴールドに比べると、少し小さなサイズです。甘さを一番感じることができると人気の種類です。
タマリロの味
タマリロは、甘みより酸味の方が強く感じられる果実です。生でそのまま食べるのであれば、少し砂糖をかけてみると甘さが加わり、より美味しく食べられます。
タマリロのおすすめ料理
タマリロはそのまま食べるのもいいですが、ひと工夫でもっと美味しく食べられますよ。人気のある食べ方を3つ、ご紹介します。
おすすめ料理①サラダ
カットしたタマリロを、生野菜と一緒にサラダにしてみましょう。赤色が映え、目でも楽しめるサラダができます。タマリロを入れたサラダは、タマリロの酸味でさっぱりとした味になりますよ。
おすすめ料理②コンポート
次のおすすめはタマリロのコンポートです。作り方は、実に少し切れ込みを入れた後、砂糖と水で柔らかくなるまで煮込みます。できあがったコンポートは、甘く柔らかで、とろりとした食感が楽しめます。
おすすめ料理③ジャム
最後はタマリロのジャムです。このジャムはヨーグルトにかけても、パンにのせて食べても絶品です。作り方は、種を含むゼリー部分と砂糖を加熱します。熱が加わるとすぐにとろりとしてきて、ジャムはあっという間にできあがります。
ボタニ子
いい質問だね。タマリロの栄養と効能を見てみようか。
タマリロの栄養
タマリロには、どのような栄養があるのでしょうか。タマリロの実に含まれている、栄養成分と効能を見ていきましょう。
栄養成分
タマリロに含まれている栄養成分です。豊富な栄養の中でも、ビタミンCがとても豊富ですよ。
- カルシウム
- マグネシウム
- 鉄分
- リン
- ビタミンA
- ビタミンB6
- ビタミンC
栄養効果
タマリロ栄養成分より、食べることで期待できる栄養効果をみてみましょう。
カルシウム | 歯や骨の成分・血液凝固作用の促進 |
マグネシウム | 血管を拡張させ血圧を降下 |
鉄分 | 酸素の運搬と貯蔵 |
リン | 歯や骨の構成成分 |
ビタミンA | 目や皮膚の粘膜を健康にする |
ビタミンB6 | アミノ酸や脂肪酸などのたんぱく質の代謝 |
ビタミンC | 抗酸化作用 |
まとめ
タマリロという果実の特徴・育て方は、参考になりましたでしょうか。あまりお店では見かけないタマリロの果実ですが、見つけたときにはぜひ味を確かめてみましょう。また、種や苗木を育て、花の様子や果実の付き方も、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
タマリロにも栄養はあるの?