4月の苗植え野菜⑥クレソン
ミズカラシという別名を持つクレソンは、ピリッとした辛味が特徴的な葉物野菜です。家庭菜園では地植えやプランター栽培のほか、水耕栽培が楽しめますよ。上手に管理をして、長く収穫を楽しみましょう。
水耕栽培が楽しめる
クレソンは4~5月頃に定植を行いますが、スーパーなどで購入したものを水に差すことで水耕栽培が楽しめます。コップなどを使ってキッチン横で栽培をすれば、いつでもクレソンが食べられますよ。定期的に水を交換して、どんどん収穫していきましょう。
野菜の苗はしっかり選ぼう!
正しい苗の選び方
一見すると同じような状態の苗が売られていますが、全体的に色が濃く茎がしっかりしている、葉の数が多く株が安定しているものがよい苗の条件です。購入の際には苗の状態をよくチェックしてみましょう。
悪い苗とは?
葉が黄色く茎が細い、ひょろひょろと徒長していたり虫がついているような苗は植え付ける時期が過ぎてしまったものなので、避けるようにしましょう。ポットの中で根詰まりしている可能性もあります。葉に斑点が見られるものも、病気の可能性があるので、苗選びは慎重に行いましょう。
苗には種類がある
苗には種から育てられた「実生苗」と、病気に強い「接木苗」の2種類があります。どちらも育て方に違いはないですが、特徴が違います。栽培環境や好みにあわせて苗を選んでみましょう。
実生苗(みしょうなえ)
種から育てられた苗で、比較的お求めやすい価格で販売されています。連作障害による病気や害虫被害に遭いやすい欠点がありますが、毎年、植え付ける場所を変更することで被害を最小限に抑えることも可能です。
同じ場所で同じ野菜を作り続けていくと、土の成分バランスが崩れて病気になってしまうの。それを連作障害というのよ。
接木苗(つぎきなえ)
病気に強い苗に接木して作られた苗で、実生苗に比べるとやや高めの価格で販売されています。病気や害虫被害に強いので、管理がしやすいのがポイントです。
まとめ
4月は気候も安定している日が多く、農作業を始めるのにぴったりのシーズンです。これから家庭菜園をはじめる、初心者にも育てやすい春植え野菜たちを紹介しました。ぜひ、苗選びの参考にしてみてください。
夏と冬をのぞけば、ほぼ1年中収穫が楽しめるのが魅力的ね。