庭木に人気の低木代表品種~常緑樹木~
まずは低木代表品種の中でも、常に葉を茂らせてくれる常緑樹をご紹介していきます。先述したように、常緑であるため、冬であっても他所からの視線を遮ってくれ、目隠しにも役立ちます。
代表品種①アオキ
和名 | アオキ |
学名 | Aucuba japonica |
分類 | ミズキ科アオキ属 |
名前は知らなくとも、ほとんどの人が目にしたことがあるといえそうなのがこちらの「アオキ」です。つややかな光沢のある濃いグリーンの葉が美しい品種です。木には雄と雌があり、雌の木は冬に赤い実をつけます。日陰でも順調に育つため重宝されています。
代表品種②ヒイラギナンテン
和名 | ヒイラギナンテン |
学名 | Berberis japonica(Mahonia japonica) |
分類 | メギ科メギ属 |
常緑でありながら、条件によっては紅葉も楽しめるのがヒイラギナンテンです。ナンテンというと冬に赤い実をつけるイメージがありますが、こちらのヒイラギナンテンは初夏に青い実をつけて楽しませてくれます。
代表品種③ウエストリンギア
和名 | ウエストリンギア |
学名 | Westringiafruticosa |
分類 | シソ科ウエストリンギア属 |
ナチュラルガーデンやイングリッシュガーデンを目指している方におすすめの低木です。品種も豊富で、品種ごとに花の色も違います。ローズマリーのような見た目をしていて冬にもかわいらしい花をつけてくれます。オーストラリア原産だけあって夏の暑さに強いのも魅力の1つでしょう。
庭木に人気の低木代表品種~落葉樹木~
続いては紅葉し、落葉するタイプの低木をご紹介します。紅葉が美しいので玄関先に植えると、シンボルツリーとして季節の移ろいを感じさせてくれることでしょう。
代表品種①アジサイ
和名 | アジサイ |
学名 | Hydrangea macrophylla |
分類 | アジサイ科アジサイ属 |
日本に暮らす人であれば誰しも知るところでしょう。アジサイも低木に分類されます。青や赤紫色の花をつけるものがメジャーですが、アナベルのように真っ白い花をつけるものや、カシワバアジサイのように細長い形の花をつけるものもあり、種類が大変豊富です。
代表品種②ミツマタ
和名 | ミツマタ |
学名 | Edgeworthia chrysantha |
分類 | ジンチョウゲ科ミツマタ属 |
その名の通り枝が3つに分かれるようにして横へ大きく育っていきます。ミツマタは樹形がたいへん美しく、落葉した後も、私たちの目を楽しませてくれます。3月~4月にかけてうっとりするようないい香りをさせる花をつけ、剪定もほとんど必要ありません。シンボルツリーとしても十分役目を果たしてくれる存在感です。
代表品種③ヤマブキ
和名 | ヤマブキ |
学名 | Kerria japonica |
分類 | バラ科ヤマブキ属 |
美しい「山吹色」の花がそのままの意味となっている低木です。つる性ではありませんが、枝垂桜のように枝がやんわりと曲線を描きながら下へと垂れ下がります。開花時期は4月~6月ごろで、垣根などに使用すると実に見事な景観となります。
代表品種④ライラック
和名 | ライラック |
学名 | Syringa vulgaris |
分類 | モクセイ科ハシドイ属 |
「ライラック」という名前がまさにぴったりな、かわいらしく美しい花を付けます。花の色は品種によっても異なりますが、薄いピンク色のものがメジャーです。背丈は品種によっては高木になるものもありますが、ヒメライラックなどはコンパクトな低木品種です。
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常緑低木品種、落葉低木品種と順番に見てきました。次は目隠しや垣根に特におすすめの品種をご紹介していきます。
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