いちじくの育て方!栽培に適した品種と植え方〜収穫までのコツを解説!

いちじくの育て方!栽培に適した品種と植え方〜収穫までのコツを解説!

美容や健康にいい「いちじく」を、庭や鉢植えで育ててみませんか。育て方は難しくはなく、初心者にも栽培できます。特徴的な実はおいしく、生食だけでなく、ジャムや料理の材料としても使えます。いちじくの育て方だけでなく、栽培に適した種類や植え方のコツなどもご紹介します。

記事の目次

  1. 1.いちじくとは
  2. 2.いちじくの種類
  3. 3.実がなるまでに何年かかる?
  4. 4.いちじくの育て方
  5. 5.管理のコツ
  6. 6.いちじくにつきやすい病気・害虫
  7. 7.まとめ

管理のコツ

日本で栽培されるいちじくは、1本で実をならせることのできる植物です。管理のコツは、肥料の時期を守ることです。大量の肥料を必要とするいちじくですから、肥料をあげ忘れると一気に元気をなくし、成長も止まってしまう可能性があります。また水切れを起こすと枯れてしまう危険があるため、特に鉢植えでは水をあげる時期の見極めが、大切です。

剪定が必須

いちじくには、剪定が必須です。枝が多すぎると実が多くなり、栄養が行き届かなくなってしまいます。また、込み合った枝は、奥の方に大切な日の光を届けることができません。枝の数を程よくして、日当たりや風通しを良くしましょう。そうすることで、病気や害虫の発生もいくらか予防できます。

いちじくにつきやすい病気・害虫

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いちじくには多くの病気や害虫が付きます。そのため、風通しを良くしたり、時には薬剤を散布するなどして、病気や害虫を防ぎましょう。しかし、どんな病気や害虫が発生するのか、どうすれば防げる、または退治できるのかがわからないこともあります。ここでは、いちじくがかかりやすい病気や害虫を、その対処法とともに紹介していきます。

病気①うどんこ病

葉にカビが付いて白くなるという恐ろしい病気です。広がる前であれば、薬剤の散布により拡散を抑えることができます。しかし広がってしまえば枝ごと切り落とすしかなくなります。また、カビなので周囲に付着し、広がる危険もあります。早期発見と、早めの対処が大切です。

病気②さび病

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こちらもうどんこ病と似ていて、カビが原因の病気です。うどんこ病とは違い、黄色い斑点ができます。徐々に広がっていき、黄色い粉上になって周囲にと墓地る、厄介なカビです。ひどくなってくると色が変わり、赤褐色の斑点からさらに黒へと転じます。こちらは湿度が高いと発生しやすく、8月上旬に予防として薬剤を散布しておくといいでしょう。

病気や害虫には強いといわれる

このほかにも疫病などもあり、病気や害虫には比較的強いといわれるいちじくですが、病気に対する対策を立てていなければ、かなり危険です。どのような病気があるのかを事前に把握し、できる限り予防を心がけましょう。日当たりと風通しを良くするだけで、かなりの病気を予防できます。

害虫:カミキリムシ

黒い体に白い斑点を持つ、有名な害虫です。卵を産み付けられた木は、幼虫になったカミキリムシに内部から食い荒らされていきます。成虫になってしまえば葉っぱまで食い荒らされてしまい、被害は拡大してきます。卵の時点で発見できればいいですが、そうでなくてもなるべく早く発見することで、被害を減らすことができます。

毛虫にも注意

またもう一つ注意したい害虫がいます、それが毛虫です。一部の毛虫はいちじくにつき、葉っぱをどんどん食べていってしまいます。食べるべきはがなくなってしまうと、果実まで食い荒らすため、早期発見・駆除を行いましょう。どちらの害虫も、剪定で木を整えておくことで、予防ができます。

まとめ

いちじくは古くから日本でも栽培されてきた、なじみのある果樹です。木を上手に剪定することで、コンパクトにまとめることもできます。庭植でも鉢植えでも育てやすく、初心者向きの果樹なのでぜひ、挑戦してみてください。完熟したいちじくを食べられるのは、自分で育てたときだけの特権でもあります。

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asakamizuki
ライター

asakamizuki

野菜を愛するおばちゃん。今年こそ白なすゲット!

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