庭木の代表種6選！シンボルツリーにもなる人気の定番品種をご紹介！

オリーブは地中海を連想させる洋風の植木として、ガーデニングでも人気の高い代表的な庭木です。洋式の家屋にむいた木ですが、成長が旺盛で常緑のため、他の庭木や草花との混ぜ植えなどにはむきません。枝が伸びるとやや垂れ下がって、立ち姿もおしゃれにみえる庭木です。

オリーブは暑さと乾燥に強くて日差しを好むため、日当たりが強すぎてほかの庭木にはあわないような場所におすすめです。一方で生育が旺盛で、広い庭を必要とします。剪定で樹形を維持することは可能ですが、実の収穫も考えているのであれば、専門的な知識も必要です。

庭木としてもおしゃれで人気の高いオリーブですが、果樹としても育てたいという方も多いことでしょう。しかし、オリーブは自家不結実性の果樹のため、異なる種類のオリーブも一緒に植える必要があります。種類は多く、用意することは容易です。しかし、場合によっては10mにも達する常緑高木の2本植えとなると、かなり広い庭が必要です。庭の広さと相談して決めましょう。

シマトネリコは、近年、より人気の高まっているシンボルツリーです。ガーデニングでは、寄せ植えのセンタープランツに使ってもまわりの花をよく引き立てるため、おしゃれに仕上がります。玄関前の目隠しとしても便利で、よく植えられているのをみかける代表的な庭木です。

原産地が沖縄であることからもわかるように、強い日差しを好みますが半日陰でも耐えられます。成長力があって生育も早いですが、刈り込みにも強く、樹形の維持は可能です。そのため狭い土地に植えられることの多い木です。しかし、狭いと日光を求めて上に枝を伸ばす速度が速くなってしまいます。なるべく広い場所に植えましょう。

原産地が亜熱帯であることから、寒さにやや弱い特徴があります。そのため、暖地でも植えつけた年の冬に落葉することがあるのです。これは枯れたわけではなく、根張りがまだ不十分なだけであり、根がしっかり張った翌年以降は落葉しません。害虫もつきにくく丈夫なため、おすすめの庭木の1つです。

ヒメシャラは柔らかさを感じる樹形をしている雑木類です。初夏に直径2cmほどのツバキに似た白い5弁花を咲かせます。この楚々とした雰囲気の花は茶花として人気です。よく似た種類にナツツバキがありますが、ナツツバキの花はツバキよりも大きく、ヒメシャラと簡単に区別できます。

ヒメシャラは上手に生育すると、樹皮がうすく滑らかな幹肌になり、色も美しい赤褐色になります。観賞価値が高いだけでなく硬さもあるため、木材としても高級品です。夏の強い日差しに弱いことから、建物の明るい北側や東側に植えつけます。数株を寄せ植えにして株立ちに仕立てると、成長が遅くなり樹形の維持が容易になるため、狭い庭におすすめです。

ヒメシャラは落葉広葉樹で、秋になると赤く色づきます。もともと雑木林にはえている木で、他の種類の雑木類と寄せ植えにしても美しいです。剪定すると樹形が乱れるため、自然に育てると整った姿で成長します。