モナルダの特徴
原産の北アメリカでは約20種類が分布しており赤色やピンク色、紫色や白色などさまざまな花色があるのが特徴です。草丈は40cm〜100cmほどで、ガーデニングに欠かせない夏の花壇を彩る植物として親しまれています。そんなモナルダの花や香りの特徴をご紹介します。
花
開花時期は6月〜8月で花の大きさは4cm〜6cmほどです。花後にすぐ花がら摘みをすると、10月ごろまで長く開花を楽しめます。まっすぐに伸びた茎の先に花をつけ、小さな花びらがいくつも集まって放射線状に花を咲かせるのが特徴です。筒状の花びらが上下に重なり、唇のように見える「唇形花(しんけいか)」と呼ばれる花の形をしています。
蜜が多く蜂の大好物のため「ビーバーム」とも呼ばれている
花の蜜の量が多く、蜜が甘いのが特徴です。モナルダの開花時期には花の蜜を求めて、蜂がたくさん集まります。養蜂場などではモナルダは「蜜源植物」として利用されている欠かせない植物です。そのため別名で「ビー(蜂)バーム(香油)」とも呼ばれています。
香り
「ヤグルマハッカ属」に属しており、茎や葉っぱからはハッカのような香りがします。その強い芳香はイタリア産の「ベルガモット・オレンジ」に似ているといわれ「ベルガモット」という名前でも親しまれている植物です。爽やかな香りはハーブティーや香料、ポプリとしても利用されています。
ハーブティーしての使い方
気軽にハーブティーをいれる場合は、温かい紅茶に採りたての葉を浮かべるだけでも十分に爽やかな香りが楽しめます。葉や花を乾燥させたものを茶葉に使うとアールグレイのような深い香りがするのが特徴です。ハーブティーのいれ方や効果、効能については下の記事も参考にしてみてくださいね。
ポプリとしての使い方
ポプリにする場合は葉や花が枯れる前に摘み取り、日光に当てて乾燥させます。ビンに詰めたらお好みのオイルを数滴垂らせばモナルダのポプリの完成です。また、ポプリの作り方については下の記事に詳しく載っているのでぜひ参考になさってみてください。
次のページでは、モナルダの育て方をご紹介します。