アレカヤシの病気の原因と対処法は?黒点病や茶色く変色するのはなぜ?

アレカヤシの病気の原因と対処法は?黒点病や茶色く変色するのはなぜ?

南国風のインテリアとしても人気のアレカヤシは、鮮やかな緑色と優雅に揺れる大きな葉が魅力の観葉植物です。栽培がしやすいため初心者にも人気ですが、病気に葉注意が必要です。そこでアレカヤシの病気と原因・対処法、黒点病や茶色に変色する理由などをまとめて解説します。

記事の目次

  1. 1.アレカヤシとは
  2. 2.アレカヤシ栽培の基本
  3. 3.葉が茶色や黄色に変色する原因は?
  4. 4.アレカヤシの病害虫
  5. 5.アレカヤシ病害虫の発生原因
  6. 6.アレカヤシ病害虫の対処法
  7. 7.まとめ

葉が茶色や黄色に変色する原因は?

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濃い緑色の葉が魅力のアレカヤシですが、環境の変化や病害虫の発生によって元気がなくなると、葉の緑色が変色することがあります。

茶色に変色する場合

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茶色に変色する原因にはいくつかありますが、主に手入れの方法に問題があり、枯れてしまうことで茶色に変色します。なお病害虫の発生によって茶色になることもあるので、成長観察で正しく原因を探ることが必要です。

病害虫が原因で茶色になる場合

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病害虫の発生で葉が茶色に変色することがありますが、変色と併せて「コバエが発生する」「根腐れをおこす」などの症状が見られることもあります。

黄色に変色する場合

葉の色が黄色に変色するのは「葉焼け」と呼ばれる症状です。葉焼けの原因の多くは手入れの方法に問題があるため、根本的な解決には手入れの方法を見直す必要があります。

アレカヤシの病害虫

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栽培方法や手入れの基本を守れば枯れることがないアレカヤシですが、ポイントを間違えてしまうと厄介な病害虫にかかってしまいます。

①うどんこ病

うどんこ病はアレカヤシに限らず植物全般に起こる病気なのですが、細胞内に病原菌が入り込み、細胞の中から成長に必要な栄養を吸収します。

主な症状

うどんこ病はカビ菌が原因でおこるため、カビが発生しやすい5月~6月が最も発生しやすいです。そのため病気が起こりやすい時期は重点的に成長観察を行い、発生初期に駆除すると被害を最小限に抑えられます。なお初期段階では小さな白い斑点だけですが、進行すると斑点の範囲が広がり全体的に白っぽく変色します。

駆除方法

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小さな白い斑点の段階であれば、専用の殺虫剤を散布することで原因となる菌を駆除することができます。ただし病気が進行してしまうと、症状が現れた部分を切り落とすしか駆除する方法がありません。

②ハダニ

体長わずか0.5mm前後のハダニですが、ハダニは葉の表ではなく裏に寄生し、成長に必要な栄養をすべて吸収します。なおハダニは、アレカヤシでよく見られる病害虫です。

主な症状

発生具合によって症状の現れ方に違いがありますが、「葉の色が薄くなる」「葉に白い斑点ができる」などはハダニが寄生したアレカヤシに見られる代表的な症状です。

駆除方法

風通しの悪い場所を好むハダニは、水に弱い性質があります。そのためハダニを見つけたら、霧吹きを使って洗い流すのが有効な駆除方法です。なおこまめに葉の裏側に水をかける方法は、乾燥防止だけでなくハダニの予防にもなります。

間引きも有効な駆除方法

葉が密集すると風通しが悪くなるため、ハダニが発生しやすくなります。そのため定期的に間引きを行うことも、ハダニに有効な駆除方法です。

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アレカヤシ病害虫の発生原因

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