アボカドの育て方と利用方法!栄養と美容成分などの気になる効能は?

アボカドの育て方と利用方法!栄養と美容成分などの気になる効能は?

栄養豊富で美容にもうれしい効果効能がいっぱいのアボカド、その品種や特長、簡単な育て方、健康のための効能を活かす油の利用法、上手な選び方や保存方法、食べごろの見分け方などをご紹介します。アボカドの鉢植えと水耕栽培による育て方も解説しますよ。

記事の目次

  1. 1.アボカドとは
  2. 2.アボカドの育て方
  3. 3.アボカドの栄養と油
  4. 4.アボカドのおいしい食べ方
  5. 5.まとめ

アボカドとは

基本情報

Photo bycoyot

和名 ワニナシ(鰐梨)
学名 Persea americana
英名 Avocado
Alligator pear
クスノキ科 Lauraceae
ワニナシ属 Persea
形態 常緑高木
樹高 15~30m
原産 中央アメリカ

植物としての特徴

アボカドは寒さに弱い亜熱帯で生育する常緑の高木で、野生では高さ30mにもなる、果樹栽培では接木法で高さ10mまでに調整して育てます。5月前後に花が咲き、収穫は翌年11~12月ごろです。緑色の果実が黒く色づいたら食べごろです。

栽培の歴史

アボカドはいつごろから食物として用いられてきたのかは不明ですが、中南米では数百年以上の栽培の歴史をもつ果樹です。果実の結実から成熟まで10~15カ月を必要とし、実をつけるためには豊富な養分が必要です。

品種

アボカドの品種は1000種を上回り、日本で販売されているものはメキシコ産の皮がワニのようにゴツゴツして、食べごろになると黒くなるハス種が中心です。ハス種は寒さに弱く日本での栽培に向かないため、高知や和歌山などでは「ベーコン種」「フェルテ種」が栽培されます。

ハス種

  • 大きさ:小ぶり(200~340g)
  • 味の特徴:油分が多く風味がよい
  • 耐寒性:低温に弱い
  • 食べごろ:皮が緑から黒に変色したら食べごろ

フェルテ種

  • 大きさ:中程度(220~400g)
  • 味の特徴:濃厚でおいしい
  • 耐寒性:低温に強い
  • 食べごろ:皮の色が黒くならないので食べごろがわかりにくい

ベーコン種

  • 大きさ:中程度(300g前後)
  • 味の特徴:クリーミーでまろやか
  • 耐寒性:フェルテ種より低温に強い
  • 食べごろ:皮の色が黒くならないので食べごろがわかりにくい

毒性

アボカドの毒性については不明瞭な点が多いのですが、ヒト以外の動物に中毒反応をおこるといわれます。ペルシンという物質がその原因と考えられており、この成分が含まれるのは果実、種子、葉などです。また、天然ゴムに対してアレルギーのある人はアボカドにも反応するといわれます。

次のページでは、アボカドの育て方をご紹介します。

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アボカドの育て方

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