アボカドの育て方と利用方法！栄養と美容成分などの気になる効能は？

アボカドは全体量の約20％の脂肪分を含むためカロリーが高く、豊富なビタミンとミネラル、食物繊維を含みますが、糖分がほとんどありません。そんなアボカドにぎっしりの栄養や油についてみていくことにしましょう。

アボカドは全体量の約20％の脂質を含み、健康や美容に有効な栄養素はこの油に含まれます。果実から採ったアボカドオイルは不飽和脂肪酸豊富な栄養価の高い油です。

油の搾り方を確認することがアボカド油の上手な選び方です。健康への効能を重視するなら「低温圧搾（コールドプレス）」は低温で時間をかけてじっくりと搾油しますが、「高温圧搾」のものは加熱して栄養が損なわれ、酸化しやすくなります。

アボカドは健康によい効能をもつビタミンEやナイアシン、鉄や亜鉛などのミネラルが他の果物と比較して多く含まれるのが特徴です。多く含む脂質のうち約60％が一価不飽和脂肪酸オレイン酸をしめ、コレステロールを調整する働きが認められているといわれます。

アボカド油は食べるだけでなく、美容のためにも多くの効能を持つ油でもあります。豊富に含まれるビタミンEやオレイン酸によって肌のエモリエント効果にすぐれ、保湿、エイジングケアや引き締め目的の有効成分として、石鹸やスキンケア製品の多くに配合されます。

アボカド油は肌にすばらしい効能をもつ油ですが、そのままではベタベタしがちで使いにくいといった声が聞かれます。そんなときにはお好みのオイルに10％程度のアボカド油を混ぜて使ってみてください。手作りバームにも10%まで混ぜることで効果を発揮します。

健康によいアボカド油ですが、保存方法をまちがえると逆効果です。アボカド油は紫外線や空気に触れると酸化しやすいので、遮光性のあるガラス瓶に入っているものを選びましょう。冷蔵庫にはいれず、冷暗所において、開封したら2カ月を目安に食べきります。

アボカドの果実は脂肪分や健康を保つための栄養素が多く含まれ「森のバター」と呼ばれます。健康の維持の他、美容にも効能がいっぱいのアボカドの食べ方についてご紹介します。

アボカドの果実は食用としてサラダ、サンドウィッチ、すしなどの料理に使われることはご存じでしょう。トロに似た食感で和食にもすっかりなじみ深く、天ぷらやその他さまざまな和食にアレンジされる食材となりました。

• 天ぷら粉：100g
• アボカド：2個
• 水：160mL
• サラダ油：適量
• 塩：適量
• 山椒：あればお好みで

1. アボカドを食べやすい大きさに切る
2. 天ぷら粉を分量の水で溶きアボカドに衣を絡める
3. 170℃の油で約2分揚げる

• アボカド：1個
• 玉ねぎ：1個
• トマト：半分～1個
• レモン：半分
• 塩：適量
• オリーブオイル：大さじ1
• ブラックペッパー：適量 
• トルティーヤチップス：適量

1. アボカドの皮をむきフォークの背でつぶす
2. 刻んだトマトと玉ねぎを加える
3. レモンを絞る
4. 塩とオリーブオイルを加える
5. 混ぜあわせてブラックペッパーをふる

おいしいアボカドの選び方は、緑～黒褐色の西洋梨型の美しい形で表皮にツヤがあり、ずっしりとした重量感を感じるものが上手な選び方のポイントです。外皮が浮いているもの、傷やしわがあるものなどは避けましょう。食べごろの選び方は、外皮を押したときにやわらかさを感じることです。

アボカドは樹上で完熟せず、収穫してから追熟することでやわらかくなり食べごろとなります。20℃前後の室温で食べごろになるのをまちます。低温では低温障害を起こすことがあり、保存方法のポイントは5℃以下の場所に置かないことです。

アボカドは一度低温にさらされると追熟しなくなるので、若い実は冷蔵庫にはいれずに常温で保存します。早く完熟させたい場合はバナナやリンゴと一緒のポリ袋にいれておきます。

冷蔵庫で保存する場合は丸ごとポリ袋にいれて保存します。薄緑色の果肉は空気に触れると茶色に変色してしまうため、切り口にレモン汁を表面に塗って、空気に触れないようラップで包んで冷蔵庫にいれ早めに食べきりましょう。

アボカドは冷凍して保存することができます。一口大にに切ったアボカドにレモン汁をからめて、ラップで包み保存袋にいれて冷凍庫で保存します。アイスクリームやアイスキャンディーにするのもよい保存方法です。

栄養豊富で高い美容効果が認められているアボカドについてご紹介しました。アボカドを食べたら観葉植物として楽しめるのもうれしいメリットですね。エイジングケアにも有効なアボカド油も上手に利用してみてください。