芽が出ないときの対処方法
せっかくチオノドクサの種まきや分球をしたのに、なかなか芽が出てこないという悩みが多く聞かれます。しかしそのような場合も、もう少し様子を見て状況を正視していくことが大切です。チオノドクサの成長はとても緩やかで年月がかかります。種をまいて花が開くまでに3~4年かかるのが当り前だからです。あせらず日々やるべきことを地道にやり続けましょう。
チオノドクサの育て方での注意点
比較的にどのような環境でも順応して育ってくれそうなチオノドクサですが、栽培をするにあたってどのような点に注意したらよいのでしょうか?ここではチオノドクサの育て方で気をつけたいポイントをご紹介しましょう。
夏場の植え方に注意
チオノドクサは高山性植物のため暑さに弱いというデメリットがあります。どちらかといえば寒冷地での栽培が適している草花です。もし温暖地にて地植えで育てる場合には、夏場は日陰になって水はけのよい場所を選ぶようにしましょう。植え付けた場所が適していれば分球してしだいに群落を形成してくれます。
過保護な育て方をしないこと
チオノドクサは、一度最適な場所で育つとそこで2~3年くらいは根強く育成し続けることができます。あまり頻繁に植え替えたり触られることを好まない性質です。もし植え替えなどで掘り上げたらすばやく植え付けたほうがよいでしょう。
まとめ
チオノドクサは寒さに強く、特に病害虫の指定もないので育てやすい草花です。多少放置していてもしっかりと地に根付いて育ってくれるたくましさがあります。ヒヤシンスなどのような球根植物の一種ですが、水耕栽培には向いておらず地植えや鉢植えで育てます。ある程度まで苗を増やすこともできますので、ぜひ栽培にチャレンジしてみてください。