ゴボウ
学名 | Arctium lappa L. |
分類 | キク科 |
食べ頃 | 4月~6月 |
種類 | 多年草 |
ゴボウは、縄文時代もしくは平安時代には日本に伝わっていたとされる古い野菜です。また、日常的にゴボウを食材とするのは日本しかないともいわれています。他の国では薬用として使うことはあっても、食材として利用しないようです。
ゴボウの旬は?
4月~6月の春に旬を迎えるゴボウは、新ゴボウと呼ばれる一般的な長いゴボウを若取りしたものです。夏ゴボウとしても知られており、他の時期に採れるゴボウより柔らかいという特徴があります。一般的なゴボウの旬は冬です。
ゴボウのレシピ
新ゴボウは一般的なゴボウとは違って柔らかいので、サラダにも向いています。さっと茹でただけで、サラダとして美味しい食べ方ができるのです。その他には、あえ物や天ぷらにして食べると食感も楽しめます。
ナガイモ
学名 | Dioscorea polystachya |
分類 | ヤマノイモ科 |
食べ頃 | 4月~5月、12月~1月 |
種類 | 多年草 |
ナガイモはつる性の多年草で、春と秋に行われるナガイモ掘りで知られる野菜です。ナガイモは「とろろ」としての食べ方が知られています。しかし、ナガイモの皮をむくときに手がかゆくなることがあるので注意が必要です。
ナガイモの旬は?
ナガイモは、秋と春に掘って収穫ができます。一般的には、12月~1月に掘る秋掘りが多いですが、雪が解けたころの春掘りもあり、秋と春に掘って食べるナガイモは、うま味なども違うと言われています。みずみずしいのは秋掘りのナガイモですが、うま味成分が凝縮されているのは春掘りのナガイモです。
ナガイモのレシピ
ナガイモは、すりおろしてとろろととして食べるのが一般的です。しかし、ナガイモの食べ方はそれだけではありません。薄くスライスして、サラダにしたり、炒め物にしたりもできるのです。お好み焼きに入れても美味しく、食感が楽しめます。
5月に旬を迎える野菜⑤<マメ科野菜>
マメ類は、果菜類の一部ではありますが、その中でもマメ科に属する野菜を指します。ここでは、5月に旬を迎えるマメ科野菜について紹介します。
サヤエンドウ
学名 | Pisum sativum L. |
分類 | マメ科 |
食べ頃 | 3月~6月 |
種類 | 一年草 |
サヤエンドウとは、エンドウの未熟なものを食材にして食べるときの名前です。サヤエンドウの種類にはさまざまなものがあり、有名なものでは「絹さや」「スナップエンドウ」があります。グリーンピースは、サヤエンドウのマメが完熟したもののことです。
サヤエンドウとスナップエンドウの違い
サヤエンドウは未熟なエンドウを食べるものですが、スナップエンドウはグリーンピースを改良したものなので、マメが成熟してもサヤが硬くなりません。一方、サヤエンドウは未熟なサヤとマメを食べるので、マメが成熟してしまうと、サヤが硬くなり食べられなくなってしまいます。
サヤエンドウの旬は?
サヤエンドウはハウス栽培もされているので通年出回っていますが、露地栽培での旬は3月~6月です。この旬はスナップエンドウも同じなので、サヤを食べるマメ類は春に一斉に旬を迎えます。
サヤエンドウのレシピ
サヤエンドウは、サラダやスープ類、炒め物としての食べ方があります。どの食べ方にも共通しているのは、食べる前に筋を取り、さっと茹でることです。スナップエンドウにもこの下処理は必要なので覚えておきましょう。
ボタニ子
次ページからは「ソラマメ」から紹介しますよ!