4月に定植すべき苗④ピーマン
ピーマンは初心者でも育てやすい夏野菜です。高温を好むため夏の暑さに強く、大きく育てば晩秋まで収穫できます。緑色のピーマンだけでなくカラーピーマンもあり、食卓に彩を添えるのも魅力です。チンジャオロースや肉詰め、ナポリタンなど、さまざまな料理で楽しめます。
ピーマンの植え付け
ピーマンの植え付け時期は、4月下旬~5月中旬です。植え付け時期が被るトマトやナス、キュウリの苗と一緒に購入するのもよいでしょう。幅60cmの畝に40cm間隔で、地面よりもやや高めに植えます。植え付け後は元肥と水をたっぷり与え、支柱を立てておきましょう。ピーマンの根は地表から浅いところに張るため、乾燥の影響を受けやすくなります。地面が乾燥したら、すぐに水を与えましょう。
ボタニ子
ピーマンの管理・収穫
わき芽は、枝分かれしている部分より下は全て摘み取ります。これにより、栄養の分散が防げます。また肥料が不足して生育が悪くなることがあるため、2週間~3週間に1回を目安に追肥をしましょう。収穫の目安は、実が7cmくらいになったときです。6月ごろから採れ始め、長いと10月まで収穫できます。収穫の始めごろは未熟なものを、秋以降は完熟したものを収穫してもよいですね。
4月に定植すべき苗⑤かぼちゃ
かぼちゃは丈夫で、肥料が少なくてもよく育つ初心者向けの野菜です。ほくほくとした食感が魅力で、煮物やスープ、シチューなどでも活躍します。つるが伸びるため家庭菜園では敬遠されがちですが、つるのない品種もあります。育てやすく料理方法も多彩なため、おすすめの野菜のひとつです。
かぼちゃの植え付け
かぼちゃの栽培は春の到来と同時に始められるため3月中に苗を購入し、4月になったら植え付けるのが理想です。もちろん、多少ずれても大きな問題はありません。植え付け時は、つるが伸びやすい南側にスペースを広くとると管理が比較的簡単です。土は水で湿らせておき、周りの地面より少し高くなるように苗を植え付けます。植え付け後は、保湿と地温の変化を抑えるために、株の周囲にワラを敷いておきましょう。
かぼちゃの管理・収穫
かぼちゃは初めに雄花が咲き、その後に雌花が咲きます。雄花を咲かせると体力を消耗してしまうため、雌花がつくまでの雄花は摘み取りましょう。追肥は最初の実がついてから施しましょう。収穫の目安は実の上の茎が茶色になってからで、8月下旬ごろから収穫が始まります。
ボタ爺
かぼちゃはつるの剪定なども大切じゃ。実際に育てた記事を参考にしてほしいぞい!
4月に定植すべき苗⑥アイスプラント
アイスプラントは家庭菜園初心者でも育てやすい野菜で、春植えと秋植えができます。表面にキラキラした水滴のような粒があるのが特徴で、これは塩分の結晶を含む細胞です。育てやすく体によい野菜ですよ。
アイスプラントの植え付け
春植えのアイスプランツの植え付け時期は、3月下旬~4月です。苗を購入するときは本葉が4~5枚で、葉先がしっかりしているものを選びましょう。アイスプランツは葉がとても柔らかいため、傷つけないように慎重に植え付けます。
アイスプラントの管理・収穫
アイスプラントは多湿を嫌うため、水やりは地面が乾いたときにしましょう。水やりのときに2週間に1回程度、塩を1%~2%混ぜた水を与えると、収穫したときにほんのりとした塩味を楽しめます。収穫のタイミングは、株の大きさが50cmほどになったときです。収穫のときは株ごと収穫するのではなく、大きくなったわき芽を収穫するのがおすすめです。次々に新しいわき芽が生えてくるため、長い間収穫できますよ。
4月に定植すべき苗⑦リーフレタス
リーフレタスは植え付けから収穫までが早く、家庭菜園初心者でも扱いやすい野菜です。リーフレタスは緑と赤の2種類がありますが、どちらも育て方に変わりはありません。トマトやキュウリと一緒に植えると、収穫してサラダとして楽しめます。
リーフレタスの植え付け
リーフレタスの植え付け時期は、3月中旬~5月上旬です。4月に苗を購入して植え付けましょう。幅90cmほどの畝に、株間25cm程度あけ、やや浅めに苗を植え付けます。水やりや雨で土が葉に飛び散ると病気になるため、畝にはマルチフィルムを張りましょう。また、リーフレタスは多湿を嫌いますが乾燥も苦手です。土が乾いたらしっかりと水を与えてください。
リーフレタスの管理・収穫
リーフレタスはアブラムシなどの害虫が発生しやすいため、防虫ネットを使用して育てると安心ですよ。収穫のタイミングは株の大きさが20cm~30cmになり、本葉が10枚以上になったころです。
ボタニ子
連作障害を起こすから、同じ場所で続けて育てないことも大切だね!
4月に野菜を植え付けて初夏を迎えよう
4月に野菜を植え付ければ、GWを過ぎて初夏を迎えるころ、早いものは収穫できます。家庭菜園初心者の場合は、リーフレタスやピーマンなどの比較的栽培が簡単なものを植え付けるのがおすすめです。夏の収穫を楽しみに、春から野菜作りにチャレンジしましょう。
- 1
- 2
ピーマンは根が浅く倒れやすいから、支柱を土深くしっかりと挿し込むのがポイントだよ。