甘茶の作り方・煮出し方
甘さに反してカロリーがゼロという甘茶は、さまざまな効果や効能があり、健康食としても人気が高い飲み物です。しかし、どのように作られているのかをご存じの方は少ないのではないでしょうか。また、甘茶には副作用があることも報告されているので、長時間の煮出しや、飲みすぎには注意が必要です。以下では、甘茶の作り方、おいしい煮出し方、注意点などをご紹介します。
甘茶の作り方
甘茶は葉を乾燥・発酵させて作られています。具体的な作り方は以下の通りです。
- 7~8月ごろの若葉を採取し、水洗いした後に天日に干す。
- 1に水をかけ、発酵しやすくした状態でむしろに包み、1日置く。
- 手で葉をもみ、乾燥させ、完成です。
甘茶の煮出し方
甘茶の入れ方は非常に簡単です。基本的には通常のお茶と同じように煮出しで作ります。具体的な煮出し方は以下の通りです。
- 甘茶をお茶用のパックに2~3gほど入れる。
- 1Lの水を鍋に沸かし、1の甘茶を入れる。
- 4分間ほど煮出して、完成です。
副作用に注意
甘茶には、副作用があることが判明しています。濃い目に煮出した甘茶を飲んだ際に中毒症状になったという報告がありますので、注意してください。具体的な副作用の症状としては、吐き気や胸のむかつき、嘔吐症状などがあげられます。食後10分~1時間ほどで発症するため、お茶を飲んだ後に万が一このような症状が現れた場合はすみやかに医療機関を受診してください。
副作用を防ぐためには
甘茶の副作用を防ぐには、お茶を濃く煮出さないように注意してください。厚生労働省は、中毒対策として以下のようにするよう述べてます。
濃い甘茶を避ける。 市販の甘茶には、「甘茶の飲み方」として 2 ~ 3 グラムを 1 リットルの水で煮出すとある。甘茶は、薄くいれることが大切なようである。
甘茶の購入方法
甘茶はスーパーなどで見かけることが少ないため、漢方薬局や通販サイトなどを利用して購入する方法が一般的です。ティーバッグ状になっているものや、飲みやすくするために、ブレンドにしているものなど、さまざまなものが販売されていますので、お好みや用途にあったものを選ぶといいでしょう。大手通販サイトにも販売されておりますので、参考にしてみてくださいね。
まとめ
甘茶は、「アマチャ」というヤマアジサイの変種である花の葉から作られたお茶です。その名の通り甘いお茶ですが、ノンカロリーであり、さまざまな効果・効能があるといわれています。副作用が報告されているため、飲みすぎには注意が必要ですが、ぜひ毎日のお茶に取り入れてきたいですね。
出典:写真AC