アイスクリームバナナとは？味の特徴や日本での栽培のコツを紹介！

バナナというと南国な土地で育つイメージがありますが、このアイスクリームバナナはいくつかのポイントをきちんと守れば問題なく、自家栽培でも大きくなります。では、これから育てる上で大事な点を紹介しますので参考にしてみてください。

アイスクリームバナナはとても耐寒性に優れています。なんと、−5℃まで耐えられる強い植物です。そのため、寒い地域でも育てられるでしょう。しかし暖かい国が原産地なので、日光が好きです。普段は日当たりがいい場所に置いてあげて、とても寒い日には室内に移してあげてください。また、寒い地域で冬越しする場合は幹をしっかり保温しましょう。そうすると露地でも冬越しができます。

アイスクリームバナナを栽培するうえで水やりは重要です。夏から秋にかけて大きく成長します。その間はとても水を必要とするので、1日に1度は水やりをしましょう。もし、水不足になってしまったら成長を妨げる可能性があるので気をつけてください。成長が穏やかになる冬の間は水やりを控えめにして大丈夫です。越冬中は土が乾いたタイミングで水を与えるようにしましょう。

肥料は液体のものよりも固体タイプの肥料をおすすめします。特に、窒素とカリウムが多く含まれている肥料がいいです。成長が盛んな夏〜秋にかけて1ヶ月に1度肥料を与えましょう。必ず肥料を与えなければいけないという訳ではないですが、与えた方が果実に甘みが増し、成長が進むだけではなく寒さに強くなります。

アイスクリームバナナは栽培し始めてだいたい3〜4年ほどで収穫できるようです。夏頃に花が咲き、咲き終わった10月頃に収穫時期をむかえます。アイスクリームバナナは自家結実性があるので、1本で実がなります。木から切り落とす際に汁がでますが、この汁は服や地面につくとなかなか落ちないので、収穫するときは気をつけてください。収穫したアイスクリームバナナは、子株ずつゆっくり切り離していきましょう。

アイスクリームバナナは株分けで増やします。実をつけたあとの株は枯れてしまうので、掘り起こして株分けしてください。株分けをしてから約2〜3年ほどでまた収穫できます。株分けをするときには、根っこにできるだけ多くの土がつくようにしましょう。あまり土がついていない状態で分けた場合でも、地上部を切り戻しておくとまた新たに芽がでてくるので安心してください。