フッキソウ(富貴草)の育て方!剪定方法や適切な植え方をご紹介!

フッキソウ(富貴草)の育て方!剪定方法や適切な植え方をご紹介!

フッキソウ(富貴草)という植物をご存じでしょうか。耐寒暑性や耐陰性に優れ、土を選ばず育て方も簡単な植物です。この記事ではフッキソウの育て方を中心に、剪定方法や管理の仕方を解説していきます。日陰での安定した常緑のグランドカバーや、植栽を探している方は必見ですよ。

記事の目次

  1. 1.フッキソウとは
  2. 2.フッキソウの種類
  3. 3.フッキソウの育て方
  4. 4.まとめ

育て方④植え方

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フッキソウの植え付けは一年中可能ですが、できれば春か秋ごろがよいですね。フッキソウの茎は横に這いながら根を広げていくため、植え方の注意点として、株同士の間隔を20cmほどあけるようにしてください。適度な間隔をとって植え付けたほうが、短期間でまんべんなく地表に広がってくれます。

育て方⑤剪定

Photo by .Annna

グランドカバーだけでなく植栽としても利用できるフッキソウ。さほど草姿が乱れる植物ではない点が人気の理由です。剪定は春から初夏のころに、株全体を整える意味で刈り込み、切り落とした部分を使って挿し木をすると効率がよいでしょう。

育て方⑥増やし方

挿し木

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フッキソウの増やし方は、種子が流通していないため挿し木で行うのが一般的です。春先の剪定で切り落とした部分の先端5~6cmほどを使って挿し木にします。時期的には梅雨時ごろがよいでしょう。地面に接した茎からも発根するほどですから簡単に行えます。

株分け

もう1つの増やし方は株分けです。フッキソウは地下茎で増えていく植物のため、旺盛に伸びた根を利用するのもおすすめです。生育の活発な春か秋ごろに、大きく育った地下茎を掘り起こし、数個に分けて植え付けます。

育て方⑦栽培の注意点

増えすぎに注意

Photo by photofarmer

フッキソウを育てる上で特に注意したいのは、やはり増えすぎることでしょう。生育はゆっくりのため、短期間に手が付けられなくなるわけではないのですが、じわじわと陣地を広げていきます。場所を限定する場合は、あらかじめストッパーなどで範囲を決めておくのもよいでしょう。

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葉焼けに注意

フッキソウを栽培するにあたり、最初に注意しておかなければならないことは植え付ける場所です。葉焼けにすることに関しては前述しましたが、葉が黄変して見栄えが悪くなります。ある程度育ってしまってからでは移植が大変です。植える場所の日当たりはしっかり確認しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

それではフッキソウの栽培歴と、育て方のポイントです。

フッキソウの栽培歴
1~12月 観賞期 ポット苗の植え付け可能
3~5月 植え付け・植え替え・株分け 生育の活発な時期
4~5月 開花期・肥料 肥料は鉢植えのみ
5~7月 挿し木 湿度のある時期がよい
9~11月 植え付け・植え替え・株分け 生育の活発な時期

フッキソウの育て方のポイント

  • 植え付ける際は半日陰から日陰に。直射日光は葉焼けをおこすので厳禁
  • 適度な水分を好むので、乾燥に注意
  • 増えすぎに注意。あらかじめ対策を考えておくこと
  • 植え付け、植え替え、剪定、挿し木、株分けは、すべて春から初夏の頃が望ましい
  • 植え付けるときには、株同士20cmほどの間隔をあけること

まとめ

Photo by Joe Shlabotnik

耐陰性、耐寒性にすぐれた日本原産のフッキソウ。性質を理解すれば、広い庭園での利用だけでなく、一般家庭の庭でも美しい葉を楽しめます。グランドカバーは見た目のよさだけでなく、土埃や雑草よけにもなってくれます。上手に活用していきましょう。

藤茶話
ライター

藤茶話

失敗の多い園芸オタク。今年はギボウシの庭をつくります!

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