フッキソウの種類
フッキソウは主に4種類に分類されています。下記で紹介する一般的な緑葉種と斑入り葉種のバリエガタ、それ以外には中国産のタイワンフッキソウと、上の画像の北米産パキサンドラ・プロクンベンスがあります。こちらは日本ではあまり普及していませんが、気温が低くなると銅葉色に変色する品種です。
緑葉種
多く流通している緑葉種は性質も強健で、ガーデニング初心者でも簡単に育てられます。若葉は明るい緑ですが、次第に濃い緑へと落ち着きます。基本的に日陰向きの植物で、直射日光が当たるような場所での栽培は厳禁です。葉焼けするため注意しましょう。
斑入り葉種
グランドカバーとして、斑入りのフッキソウも人気です。性質が緑葉種よりも若干弱い欠点があるため、広範囲のグランドカバーには向いていません。カラーリーフとして他の植物との寄せ植えなどに利用するのもよいでしょう。緑葉と混植するのも面白いかもしれませんね。
フッキソウの育て方
土を選ばず病害虫の問題もほとんどないフッキソウは、手をかけなくても簡単に増えて緑のグランドカバーをつくってくれます。ここでは手軽に栽培できるフッキソウの特徴をふまえて、緑の葉をより美しく成長させるコツや、効率のよい植え方、増やし方を解説していきます。
育て方①環境
フッキソウの好む環境は日陰から半日陰といった場所です。もとは山地に自生していた植物で、適度な湿気を好みます。栽培に適した場所としては、落葉樹の下が望ましい環境といえます。また、北側の庭や、建物の陰になる時間の長い場所なども向いているでしょう。
育て方②肥料
地植えの場合、肥料は基本的に必要としませんが、鉢植えの場合に限り、株の植え付けや植え替えのときに与えます。自生している山地などでは落葉樹の下に生育しているため、最初の植え付けの際には、腐葉土をたっぷり混ぜてあげるとよいでしょう。
育て方③水やり
地植えの場合、半日陰であれば通常の水やりはさほど必要ありませんが、基本的に湿気を好むタイプの植物です。極端に土が乾燥するようならば水をあげてください。土質は選びませんが、できれば水持ちのよい土のほうが望ましいででしょう。
ボタニ子
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出典:写真AC