9月に植え付けられる葉っぱを楽しむ多年草・宿根草3選
春から初夏にかけては、花がたくさん咲くので賑やかな庭も、夏に向けては花が少なくなってきます。そこで活躍するのがリーフプランツともいわれる葉物の多年草・宿根草です。耐暑性のあるものを植え付けておくと、夏の庭に緑をもたらし、見る側にも元気を与えてくれますよ。葉っぱを楽しむ多年草・宿根草を紹介します。
①ヒューケラ
ヒューケラの魅力は、何といってもバリエーション豊かな色合いです。グリーンのものからボルドーのような濃い色のものまで、さらにはそれぞれの色に斑入りのものまであるので、ヒューケラのみでの鉢植えも楽しめます。耐寒性があり、日陰でもよく育ちます。
開花時期 | 5月~7月 |
花色 | 白、ピンク、赤、グリーン |
草丈 | 20cm(開花時は80cm) |
②ブルネラ
ブルネラは、ブランネラとも呼ばれます。スペードの形をした葉には細かな毛があり、緑のものから白っぽいもの、葉脈にそって色が入っているものもあります。存在感のある葉の上に、小さな可憐な花を咲かせるのも魅力です。日陰でもよく育ち、葉を重ねるように大きくなっていきます。
開花時期 | 4月~6月 |
花色 | 白、青 |
草丈 | 30~40cm |
③シロタエギク
シロタエギクは白く細かな毛が生えている葉っぱが特徴的です。シルバーリーフとして、花壇や寄せ植えに重宝されます。剪定をしなければ花が咲きますが株が弱るので、定期的に手入れをしてあげましょう。日当たりの悪いところでは葉が緑色になるので、植える場所には注意が必要です。
開花時期 | 6月~7月 |
花色 | 黄 |
草丈 | 10~60cm |
9月に植え付けられるグランドカバーの多年草・宿根草3選
グランド(地面)をカバーする(覆う)ように横に広がって成長する多年草・宿根草があります。庭を賑やかにしてくれるだけでなく、雑草の成長を妨げ、土ぼこりを抑え、雨で泥がはねるのを防止してくれるので、庭に植え付けておくととても役に立ってくれます。土を覆ってくれるので、鉢植えにしても見栄えがよくなりますよ。
①アイビー
アイビーはヘデラとも呼ばれ、500以上の種類があります。品種が多いことからもわかりますが、葉の形、色もさまざまです。中でも「ヘデラ・ヘリックス」は耐寒性、耐暑性があり、育てやすいので人気のある品種です。葉っぱの成長を楽しむものとして有名ですが、ごくまれに花が咲く品種もあります。
開花時期(品種による) | 9月~12月 |
花色 | ピンク、黄、黄緑 |
草丈 | 10cm程度 |
②ワイヤープランツ
ワイヤープランツとは、名前の通りワイヤー(針金)に似た茎をのばしていくプランツ(植物)です。丸く小さな葉がかわいらしく、地植えで育てた方が管理は簡単です。日当たりや、土の質など、環境が整えばかわいらしい白い花を咲かせてくれます。伸びていく茎を誘因してあげると、いろいろな形を描くこともできますよ。
開花時期 | 5月~7月 |
花色 | 白 |
草丈 | 10cm程度 |
③リシマキア
リシマキアは風通しのよい多湿な土壌を好み、品種によっては水草にもなるくらいです。環境にあえば黄色い花を咲かせることもありますが、黄色がかった葉や銅色の葉が一面に広がる光景は、花がなくても十分に見ごたえがあります。耐寒性はありますが、耐暑性はあまりないので日陰で育てるのがよいでしょう。
開花時期 | 5月~6月 |
花色 | 黄色 |
草丈 | 10cm程度 |