9月に植え付けられる花咲くグランドカバーの多年草・宿根草3選
グランドカバーの多年草・宿根草には、花の咲くものがあります。冬は静かに根の力をたくわえ、春がきたら一斉に花を咲かせてくれるので、たくさん増えると花の絨毯が完成です。グランドカバーの草花、その向こうに少し丈のある草花など、立体感のあるボーダーガーデンにチャレンジするのもよいですね。
①シバザクラ
一面にシバザクラを咲かせた場所は観光名所となるくらい、見栄えのする植物です。耐寒性、耐暑性があり育てやすいですが、踏まれると弱るので、斜面や石垣などに広げていくのがおすすめです。斜面などでは、土が流れてしまうのも防いでくれ一石二鳥です。日当たりがよく、水はけのよい土壌を好みます。
開花時期 | 4月~5月 |
花色 | ピンク、白、青、紫 |
草丈 | 10cm程度 |
②ベロニカ・オックスフォードブルー
ベロニカにはたくさんの品種があり、立ち姿の花を咲かせるものもありますが、オックスフォードブルーは、横に広がりオオイヌノフグリのような小さくて青い花を咲かせます。季節によって葉の色が変わるのも特徴で、春は緑色、冬には銅色になります。耐寒性、耐暑性ともに優れ、育てやすい品種です。
開花時期 | 3~6月 |
花色 | 青、青紫 |
草丈 | 5~20cm |
③アジュガ
アジュガは、日本ではジュウニヒトエとしても親しまれています。根が浅いので乾燥に弱く、日当たりのよすぎるところには向いていません。花壇に置いたレンガとの隙間など、少しの土しかないところでも育つぐらい丈夫で、株分けとランナーで増えていくので、初心者でも育てやすいのが特徴です。
開花時期 | 4月~6月 |
花色 | ピンク、青紫 |
草丈 | 10~30cm |
9月に植え付けられるハーブの多年草・宿根草3選
見るだけではなく料理にも活用できるハーブが庭にあると便利です。庭での作業中、ほんのり爽やかな香りを感じることができるのも気分転換になります。開花時期が終わると枯れてしまうものが多いですが、季節を感じさせてくれるハーブのものを取り入れるのもおすすめです。9月に植えられるものを3つ紹介します。
①カラミンサ
ミントのような爽やかな香りがあり、開花時期が初夏から秋口までというのが嬉しいカラミンサ。ハーブティにも料理の添え物にも使えます。カラミンサはシソ科の植物で枝分かれよく、こぼれ種からでもたくさん増え、耐寒性、耐暑性もあるので初心者でも取り入れやすい品種です。
開花時期 | 5月~11月(品種による) |
花色 | 白、ピンク、薄紫 |
草丈 | 15~50cm |
②ローマンカモミール
ジャーマンカモミールが一年草なのに対して、ローマンカモミールは多年草のハーブです。花の時季が終わっても香りのする葉や茎が残り、上から踏まれることにも強いので、年中リンゴのような香りを楽しませてくれるのが特徴です。夏の高温多湿に弱いので注意しましょう。
開花時期 | 5月~6月 |
花色 | 白 |
草丈 | 20~30cm |
③レモンバーム
レモンバームは爽やかなレモンのような香りのするハーブで、デザートの彩りにもよく使われています。小さな白い花はミツバチの大好物で、蜂蜜を集めるために栽培していた地域もあるくらいです。受粉の必要な植物の周りに植えておくのもよいですね。耐寒性、耐暑性があり丈夫なハーブです。
開花時期 | 6月~7月 |
花色 | 白 |
草丈 | 30~60cm |
まとめ
毎年季節を感じさせてくれる多年草・宿根草は、数えきれないくらいの種類があります。初心者でも育てやすいものを集めてみましたので、庭の日当たりやサイズ、土の質なども考えながら気に入ったものを植えてみてください。草花を眺め、ハーブの香りを楽しみ、オリジナリティーあふれる庭に育っていくのが待ち遠しいですね。