ムラサキハナナの増やし方
ムラサキハナナの増やし方は「種まき」がおすすめです。栽培2年目からは、花後にできる種を採取して育ててみましょう。鞘(さや)が茶色く変色したら、種を採取して涼しい場所で保管しておきます。9~10月が種まきの適期です。秋に種をまくと冬の寒さで花芽がつくられます。一度種まきをすれば、こぼれ種からどんどん増えて広がっていくため、他の植物の邪魔にならない場所にまきましょう。
どのような庭にするか、種をまく前にイメージするといいですよ!
種まきの方法
種は鉢や庭に「直まき」します。種が重ならないようにまき、上から2mm程度土をかぶせましょう。その後は乾かないように水やりをして管理します。約1週間で発芽します。発芽したら間引きをして元気な芽を残して育てましょう。
直まきとは?
直まきとは、地面や土に種を直接まく方法です。発芽した植物は移植せず、その場で開花します。種が大きくて丈夫な植物や、根が傷みやすい植物におすすめのまき方です。ムラサキハナナは根が傷むと枯れてしまうため直まきして育てます。
ムラサキハナナの花言葉
ムラサキハナナの花言葉には「聡明」「知恵の泉」「優秀」といった知能をさす言葉と、「変わらぬ愛」「癒し」「仁愛」といった愛情をさす言葉の2種類があります。どれも楚々とした花姿と剛健な生命力をもつムラサキハナナに似合う花言葉です。知能の花言葉は、三国志に登場する諸葛亮孔明が戦場の食料として栽培させたことがイメージされ、特にぴったりな花言葉ではないでしょうか?
平和の花
ムラサキハナナには「平和の花」という花言葉もあります。中国原産の花であることから、日中戦争の悲惨な経験を繰り返さない願いが込められています。
ムラサキハナナには芳香があり、野趣あふれる風情に心が癒される方も多いのではないでしょうか。
まとめ
ムラサキハナナは、楚々とした儚げな花とたくましい生命力を併せ持つ草花です。日当たりと水はけがよければ特に手入れの必要がありません。種まきからすくすく育ち手間がかからないため、これからガーデニングを始める方におすすめです。庭を紫の草原風にしてみてはいかがでしょうか?きっと毎年やさしい春を連れてきてくれることでしょう。
出典:写真AC