アオダモの育て方
アオダモは成長が遅く、管理のしやすい庭木です。北海道でも自生できるほど寒さにも強く、さまざまな環境下で育てやすいでしょう。アオダモの育て方について、植え付けや管理方法を紹介します。
育て方①植え付け
時期
アオダモの植え付けは、落葉している12~3月の時期に行います。厳寒期である1~2月は避けましょう。涼しくなる9~11月の秋ごろでもかまいません。風の影響を強く受ける場合は、しっかりと支柱で固定しましょう。
用土
肥沃で水はけのよい土を好みます。地植えの場合は、掘り上げた土に3割ほど腐葉土や堆肥をまぜて植え付けるとよいでしょう。鉢植えの場合は、赤玉土7:腐葉土3の割合で配合した土がおすすめです。
ボタ爺
育て方②環境
日当たり~半日陰の場所が、アオダモの生育環境に適しています。西日や夏の直射日光を避けたほうがよいため、はじめから半日陰のような場所に植えれば安全です。株元にマルチングをしたり、グランドカバーを植えたりすれば乾燥に効果的です。
ボタニ子
下枝が少なくすっきりしている樹形だから、株元に低木や草花を合わせやすいんですよ。
育て方③水やり
地植えの場合は、降雨のみでかまいません。夏に日照りが続くような場合のみ、朝の涼しい時間帯に水を与えてください。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。冬は、控え目に水を与えましょう。
ボタ爺
地植えの場合も植え付けて1年くらいは、乾燥に注意が必要じゃ。土の様子を見ながら定期的に水やりをするのが、上手な管理のコツじゃ。
ボタニ子
夏に落葉することがあれば乾燥を疑いましょう!すぐに枯れることはあまりあれませんが、いつもより多めに水やりをしてくださいね。
育て方④肥料
アオダモは丈夫な性質で、肥料を与えなくても十分育ちます。1~2月の時期に、寒肥として緩効性肥料や油粕などの有機質肥料を与えれば、生育がよくなるでしょう。
育て方⑤病害虫
テッポウムシ
アオダモは病害虫に強く管理のしやすい庭木ですが、まれにテッポウムシの食害にあうことがあります。テッポウムシとはカミキリムシの幼虫で、幹の中を食害する害虫です。夏に幹の地際に穴があいていたら、テッポウムシがいる可能性が高いでしょう。すぐに殺虫剤などで駆除してください。
ボタ爺
枯らさないためにも、テッポウムシは要注意じゃ!しかしその他の害虫はつきにくく、管理がしやすいぞ。
水はけが悪い場所に植えると、枯れてしまうこともあるから気をつけよう!