効果的な組み合わせ①オクラの場合
オクラのコンパニオンプランツ概要
マリーゴールド | 土中のセンチュウや、葉につく虫対策 |
枝豆 | お互いの成長を促進 オクラ単体での栽培に比べ、肥料が少くすむ |
しそ、バジル | 香りによる、防虫効果 |
植え方のポイント
オクラの株と株の間にコンパニオンプランツを植えます。バジルを植えることで、オクラにつきやすいアブラムシの被害を軽減する役割が期待できますが、まれにオクラのアブラムシをバジルに引き寄せてしまうことも。バジルの収穫も期待したい場合は、株をよく観察するようにしましょう。オクラも枝豆も日光が大好きな野菜ですので、枝豆をコンパニオンプランツにする場合は植え付け間隔に注意が必要です。
効果的な組み合わせ②かぼちゃの場合
かぼちゃのコンパニオンプランツ概要
ネギ | お互いの成長を促進しあう 葉の香りや根の殺菌作用で、防虫、病気予防 |
トウモロコシ | 適度に日光を遮り、かぼちゃの生育環境を向上 |
植え方のポイント
かぼちゃの根元なるべく近くにネギを植えます。トウモロコシを植える際には、かぼちゃの畝の隣に、トウモロコシの畝を作りましょう。背の高いトウモロコシが強い日差しを適度に遮り、かぼちゃにとっては快適な生育環境になります。
効果的な組み合わせ③トマトの場合
トマトのコンパニオンプランツ概要
マリーゴールド | 土中のセンチュウや、葉につく害虫対策 |
ネギ、ニラ | 葉の香りや根の殺菌作用で、防虫、病気予防 |
バジル、パセリ | 成長促進、香りによる虫よけ効果 |
※その他、マメ科の落花生やインゲン、アスパラガスなども好相性です。
トマトとバジルの成長促進効果
トマトは乾燥気味の環境で育てると、甘みが増しおいしく育ちます。バジルはインド、熱帯アジア原産のハーブで、高温とたくさんの水分を好みます。同じ畑でトマトとバジルを育てると、バジルがより多く水分を吸収するので、トマトは比較的水分が少ない状態で育つことになります。そのためお互いに風味よく仕上がると言われています。トマトとバジルは、ピザやパスタなどお料理での相性も抜群で、おすすめの組み合わせです。
植え方のポイント
トマトの株と株の間に、バジルやマリーゴールドを植えます。家庭菜園などある程度の広さがある場合は、好相性の数種類を一緒に植えることもできます。プランターの場合はたくさん植えすぎるとトマトが大きく育たないことがあるので、1種類ずつの組み合わせが無難です。香りで害虫を遠ざけたい時には、別のプランターに植えてそばに置いても効果が期待できます。
効果的な組み合わせ④ナスの場合
ナスのコンパニオンプランツ概要
ネギ | 葉の香りや根の殺菌作用で、防虫、病気予防 |
しそ、バジル | 香りによる防虫効果 |
パセリ | 互いに害虫を防ぎ、成長を助け合う |
枝豆 | マメ科の中でも、特に好相性 |
植え方のポイント
ナスの株と株の間に、コンパニオンプランツを植えます。ナスは、土が乾燥しすぎると日焼けをしたり、つやが無くなったりと、品質が下がる原因となりますが、パセリやしそは、株元をおおってナスを乾燥から守る効果が期待できます。枝豆は日なたを好みますから、成長した時に枝豆がナスによって日陰にならないように、植え付け位置に注意しましょう。
効果的な組み合わせ⑤きゅうりの場合
きゅうりのコンパニオンプランツ概要
ネギ | 葉の香りや根の殺菌作用で、防虫、病気予防 |
しそ、バジル、パセリ | 香りによる防虫効果 |
トウモロコシ | 互いに生育がよくなる |
植え方のポイント
ネギをコンパニオンプランツに利用するときは、きゅうりの根元に植えてお互いの根が絡むようにします。きゅうりは水分をたくさん必要とする野菜ですので、パセリやしそをそばに植えて、乾燥を防ぐのも効果的です。トウモロコシは、きゅうりのつるが巻き付く支柱の役割もしてくれます。風を防ぐように、きゅうりを囲んで植えるのも、きゅうりの生育にプラスになります。
効果的な組み合わせ⑥スイカの場合
スイカのコンパニオンプランツ概要
マリーゴールド | 土中のセンチュウや、その他の害虫対策 |
ネギ | 葉の香りや根の殺菌作用で、防虫、病気予防 |
トウモロコシ | スイカに害虫が寄りにくくなり、互いに生育がよくなる |
植え方のポイント
ネギはスイカの株元に植えます。マリーゴールドは、スイカの株と株の間に植え付けます。どちらもスイカの根に抗菌、病気予防の作用を期待できます。トウモロコシを利用する場合は、スイカの隣にトウモロコシの畝を作ります。
効果的な組み合わせ⑦ブロッコリーの場合
ブロッコリーのコンパニオンプランツ概要
マリーゴールド | 土中のセンチュウや、その他の害虫対策 |
カモミール | 元気のない株のそばに植えると、 その株の元気を取り戻してくれる |
パセリ | 香りによる害虫対策 |
レタス、春菊 | 青虫によるブロッコリーの食害対策 レタスは結球しないものがよい。 |
植え方のポイント
ブロッコリーはアブラナ科の野菜で、青虫などの被害を受けやすいので、キク科のレタスや、春菊をブロッコリーの株と株の間に植えると、害虫を遠ざけあいます。また、ブロッコリーは葉が大きく広がりますが、パセリは半日陰を好みますので、ブロッコリーのそばに植えることでパセリにとっても良い生育環境ができます。
まとめ
今回ご紹介した以外にも、相性がよいと言われている野菜の組み合わせはいろいろあります。どんな組み合わせが、一番環境にあっているのか、試してみるのもいいですね。コンパニオンプランツを効果的に利用して、野菜作りを楽しましょう。
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暑さに強く丈夫で、家庭菜園初心者にもおすすめのオクラ。コンパニオンプランツ・・・マリーゴールド、しそ、枝豆、バジルなど