葉野菜とは?
葉野菜とは、主として葉の部分を食べる野菜のことです。葉物野菜・青物野菜・葉っぱの野菜とも呼ばれ、結球する野菜と結球しない野菜の2種類に分けられます。
葉野菜と青物野菜の違い
葉野菜の中でも特に濃い緑色をした葉野菜が青物野菜と呼ばれています。例えば、ネギ・ホウレンソウ・コマツナなどは青物野菜の種類ですが、葉の色が薄いハクサイやレタスなどは青物野菜の種類に含まれないことがあります。
春に出回る葉野菜と簡単レシピ
カラシナ
カラシナはアブラナ科の葉物野菜です。チンゲンサイと同じ仲間で、葉の形はダイコンに似ています。カラシナの特徴は、茎や葉にぴりっとした辛さがあることです。
カラシナのレシピ
カラシナはぴりっとした辛さをアクセントに、おひたしや和え物として楽しまれています。ほかにも、漬物・煮物・炒め物にも活躍する、レシピが豊富な野菜です。お味噌汁の具などにも活躍します。
からし菜の玉子マヨトースト
辛さがアクセントとなるカラシナは、パンとよくあいます。食パンやロールパンに載せてトーストしましょう。
材料(2個分)
- ロールパン:2個
- からし菜:15g
- にんじん: 5g
- ツナ:油を切って 大さじ1
- マヨネーズ:大さじ1
- こしょう:少々
- ラーマ バターの風味:バターナイフでひと塗り
- ゆで卵:1/2個
- ピザ用チーズ:小さじ2
作り方
- よく洗ったカラシナを熱湯が入った鍋に入れ、2時間つけておく
- カラシナを鍋からとりだし、3cmに切る
- ニンジンを短めのマッチ棒サイズに切り、電子レンジで1分茹でる
- ゆで玉子をみじん切りする
- マーガリン以外の材料をボールであえる
- パンにマーガリンを塗り、あえた材料を挟む
- チーズを乗せて、焼いたら完成
チンゲンサイ
チンゲンサイはタアサイとも呼ばれる中国野菜で、カラシナと同じ種類に属する野菜です。チンゲンサイはハウス栽培も行っているので、通年手に入ります。その中でも、食べ頃は露地栽培が行われる春と秋です。
チンゲンサイのレシピ
チンゲンサイは形が崩れにくい特徴から炒め物として利用されます。そのほかにも、漬物・おひたし・和え物などにもよくあいます。また、チンゲイサイはあくが少ないので炒める前に茹でなくても大丈夫です。
卵とよくあうチンゲンサイと卵の炒め物
チンゲンサイと卵はよくあいます。味付けも、醤油で味付けたり鳥ガラスープの素で味付けたりするなどと自由度の高い1品です。お好みで他の具材を入れてもおいしいです。
材料(2人分)
- チンゲンサイ:100g
- 卵:1~2個
- 醤油:少々
- 鶏ガラスープの素:小さじ1
作り方
- 根元を切ったチンゲンサイを、油をひいたフライパンで炒める
- 卵をといておく
- チンゲンサイがしんなりしたら、卵をフライパンに入れる
- 卵を全体にいきわたるように、スクランブルエッグにする
- お好みで醤油や鳥ガラスープの素で味付けして完成
ニラ
ニラはネギと同じ種類の仲間で、万葉集などにも出てくる古い野菜です。ニラは緑色の葉を可食部としていて、花茎も食べられるという特徴があります。ニラの花は、葉の食べ頃よりもあとの5月以降が旬です。
ニラのレシピ
ニラは炒め物・お浸し・お味噌汁の具として食べられます。火が通りやすいのでさっと炒めるのがポイントです。茹でて使うときも、短時間で問題ありません。
ニラといったらやはり餃子
ニラはさまざまな料理に使えますが、たくさん使えるのは餃子です。ニラを細かく切り、お肉などの具材と一緒に皮で包みます。ニラの独特の味や匂いがアクセントとなり、とてもおいしいです。
作り方(3人~4人前)
- 豚ひき肉:200g
- 酒:大さじ1/2
- 醤油:大さじ1
- ゴマ油:大さじ1/2
- 砂糖:小さじ1
- 塩:小さじ1/2
- キャベツ:3枚
- ニラ:2~3束
- 餃子の皮:20枚前後
作り方
- ひき肉に調味料を入れて、よく混ぜる
- キャベツとニラを細かく切る
- 調味料を入れたひき肉に、キャベツとニラを加えてよく混ぜる
- よく混ざったら、適量を餃子の皮で包む
- フライパンに油を入れ、餃子を焼く
- 餃子の皮がキツネ色になったら、熱湯を1/2カップ加える
- 熱湯がなくなるまで、蒸し焼きにして完成
ボタニ子
キャベツ
キャベツは丸く結球するのが特徴ですが、全てのキャベツが結球するわけではなく、結球しない種類のキャベツもあります。春キャベツは冬に収穫できるキャベツと違い、葉が柔らかいのが特徴です。
キャベツのレシピ
キャベツのレシピは豊富で、サラダ・ロールキャベルなどの煮物や、炒め物にできます。また、お好み焼きの具材やポトフの具材としても活躍します。
ひき肉とよくあうキャベツのお味噌汁
キャベツはサラダや炒め物に使うことが多いのですが、お味噌汁の具材にしてもおいしいです。特に豚ひき肉と一緒にお味噌汁にすることで、より味わい深いものになります。
材料(約5杯)
- キャベツ:3~4枚
- 豚ひき肉:適量
- 玉ねぎ:半分
- ほんだし:大さじ2
- 味噌:おたま半分
作り方
- キャベツと玉ねぎを食べやすい大きさに切る
- だしを取った鍋に、キャベツと玉ねぎを加える
- キャベツが柔らかくなったら豚ひき肉を加える
- 豚ひき肉が茹で上がり、野菜が柔らかくなったら味噌を入れて完成
レタス
レタスはキク科の野菜でキャベツとは違う種類の野菜です。レタスには結球するものと結球しないものがあり、レタスとは結球する玉レタスのことを指します。
レタスのレシピ
レタスは生食でサラダとして食べることが多いです。炒め物としてチャーハンの具材にもなり、幅広い使い方ができる葉物野菜です。
おいしいレタスのスープ
レタスは、サラダとしての利用が多いですがスープにしてもおいしいです。レタスのスープは、サラダでは食べないような一番上の硬い葉も食べられます。
材料
- レタス:1玉
- 水:700~800ml
- 鳥ガラスープのもと:小1
- 塩:小1/3
- 胡椒:2振
- 胡麻油:小2
作り方
- 水に鳥ガラスープのもとを入れ、沸騰させる
- レタスを食べやすい大きさにちぎる
- 沸騰させたところに、レタスを入れる
- 再び沸騰させ、塩・胡椒・胡麻油で味付けして完成
次のページは、夏と秋の葉野菜をご紹介します!
餃子の皮で具材を包むときは、水を皮につけてやると包みやすいですよ!