ラセンイの育て方!株分け・植え替えの時期や枯れる原因&対処法を紹介

ラセンイの育て方!株分け・植え替えの時期や枯れる原因&対処法を紹介

ラセンイは、茎をらせん状に伸ばしながら成長する独特な姿が人気の観葉植物です。育て方も簡単で、花壇の寄せ植えだけでなく、盆栽やコケ玉などのインテリアとしても利用されています。そんなラセンイの育て方や、株分けでの増やし方などを見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.ラセンイとは
  2. 2.ラセンイの育て方
  3. 3.ラセンイの増やし方
  4. 4.ラセンイの害虫
  5. 5.まとめ

ラセンイとは

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ラセンイは常緑性のため、いつでも美しい葉を楽しめるのが魅力です。茎をらせん状に伸ばして成長していく個性的な姿が人気で、花壇の寄せ植えやビオトープ、観葉植物や盆栽としても育てられています。耐暑性や耐寒性が強いだけでなく耐陰性もあり、初心者にもおすすめの植物です。

ラセンイの基本情報

科名 イグサ科
属名 イグサ属
別名 ユンカス、ジャンカス、スピラリス
和名 螺旋藺
形態 常緑性多年草
耐暑性 強い
耐寒性 強い
耐陰性 あり

ラセンイの特徴

イグサ科イグサ属に分類されているラセンイは、イグサから突然変異でうまれました。耐暑性、耐寒性、耐陰性が強く屋外でも室内でも育てられる丈夫な植物です。開花時期は6月〜7月で、稲穂のように白くて小さな花を咲かせます。茎が四方に伸びていくのが特徴で、らせん状に複雑に成長していく姿が人気の品種です。

ラセンイの名前の由来

漢字で「螺旋藺」と表記されるラセンイは、名前のとおり茎をらせん状に伸ばして成長していくのが特徴です。また、イグサ科イグサ属に分類されている植物のため「螺旋(らせん)状の茎をもつ藺草(いぐさ)科の植物」という性質から「螺旋藺(ラセンイ)」と名付けられました。

ラセンイの育て方

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水生植物に分類されるラセンイは、花壇の寄せ植えはもちろん、ビオトープや盆栽仕立て、ハイドロカルチャーや室内のインテリアなどさまざまな育て方ができるのが特徴です。コケ玉にアレンジしたり、自分好みのハイドロボールを使用して栽培したりするなどと楽しみ方もたくさんあります。

育て方①環境

ラセンイは日当たりと風通しのよい環境で育てましょう。耐陰性があるので日陰や木の陰など、ほかの植物が育ちにくい場所でも問題なく育ちます。室内でも育てられますが、カーテン越しの窓辺などに置いて、多少は日光が当たるような場所を選びましょう。夏場の直射日光に長く当てると葉焼けを起こしてしまうため注意してください。

冬越しさせるコツ

Photo byArtTower

ラセンイは耐寒性が強く、屋外でも冬越しが可能です。しかし、雪が降り積もるような寒冷地では、室内や軒下に取り込んで冬越しさせてください。葉に霜が当たると枯れてしまう恐れがあるため、地植えの場合は寒冷紗や不織布などを使用して、しっかりと霜対策をしておくと安心です。

育て方②用土

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ラセンイは水をたっぷりと含んだ多湿な用土を好むため、水もちのよい用土を使用するのがポイントです。市販されている「水生植物用培養土」や「荒木田土」を使用しても構いません。可能な場合は田んぼの土を使用するか、盆栽用の「ケト土」でも育てられます。一般的な草花用培養土は、水はけがよすぎて育たないため避けてください。

水耕栽培も可能

ラセンイはビオトープや水草としても使用されており、水生植物としても親しまれています。そのため、用土を使用しない水耕栽培で育てるのも可能です。ペットボトルの空き容器でも気軽に栽培可能で、ハイドロボールを使用してハイドロカルチャーにするとインテリアとしても利用できます。ハイドロカルチャーについては以下の記事を参考にしてみてくださいね。

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次のページでも、育て方のポイントを見ていきましょう。

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ラセンイの増やし方

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