完熟小梅の漬け方やレシピを紹介!完熟梅で梅酒や梅シロップを作ろう!

完熟小梅の漬け方やレシピを紹介!完熟梅で梅酒や梅シロップを作ろう!

黄色く色付いた完熟小梅。小さいため果肉が少なく、一般的には梅干し作りに適しているといわれますが、小梅で梅酒や梅シロップを作るとどうなるのでしょうか?今回は甘い香りがただよう完熟小梅を使った、手作り梅酒や梅シロップの漬け方やできあがるまでの過程をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.梅の種類と「小梅」
  3. 3.小梅の利用方法
  4. 4.完熟小梅でおいしい梅酒と梅シロップを手作りしよう!
  5. 5.完熟小梅の梅酒の作り方①下準備
  6. 6.完熟小梅の梅酒の作り方②瓶の消毒
  7. 7.完熟小梅の梅酒の作り方③材料と漬け方
  8. 8.完熟小梅の梅シロップの作り方
  9. 9.梅酒と梅サワーシロップの経過
  10. 10.手作りの梅酒・梅シロップの味わいは格別!

完熟小梅の梅シロップの作り方

梅酒と同じように、梅シロップも、レシピが数多くあります。梅と砂糖のみで作られることも多いようですが、今回はりんご酢を使った梅サワーのシロップに挑戦します。比較的発酵しやすいといわれる完熟梅ですが、酢を利用することで発酵を抑える効果や、カビの発生を防ぐ働きが期待できます。

梅サワーの材料

完熟小梅…500g
氷砂糖…500g
リンゴ酢…100mL
2Lの保存瓶

はちみつもおすすめ

砂糖の代わりにはちみつを使って、はちみつ梅シロップも作れます。はちみつは酵素やビタミン、ミネラルなども豊富で栄養価が高く、子どもから大人まで楽しめる梅ジュースにぴったりです。梅にはクエン酸による疲労回復効果もあり、夏バテ対策にもおすすめです。

梅サワーシロップの作り方

梅酒と同様、分量の小梅と氷砂糖を交互に入れます。

小梅全体にかかるよう、リンゴ酢を回し入れて完成!こちらも、とっても簡単です。

一番下の段の小梅がかぶるくらいの位置まで、リンゴ酢が入っています。発酵を防ぐために、こちらも1日1回やさしくゆすって混ぜ、直射日光を避けて保管します。

リンゴ酢の入った梅シロップは、2週間~1ヶ月程度で飲めるそうです。

次ページでは、仕込んだ梅酒と梅シロップが飲めるようになるまでの経過を追っていきます。

梅酒と梅サワーシロップの経過

ここからは、仕込んだ当日を0日目として、梅酒と梅シロップを漬けてから、飲めるようになるまでの経過を写真で追っていきます。

梅酒

1日目(翌日)

小梅の様子は初日と大きく変わりませんが、氷砂糖が溶けて小梅が浮き上がってきました。まだ下の方に氷砂糖が少量残っている状態です。ゆっくり揺らして全体が混ざるようにしました。

5日目

毎日1回ゆすって混ぜて、氷砂糖はほぼ溶けました。小梅は見た目にほぼ変化なし。

14日目(2週間)

氷砂糖はすっかり溶けました。うっすらと色づき始めたかどうか…という状態です。

1ヶ月

光の加減でわかりにくいですが、前回の記録とあまり変化はありません。このまま飲み頃まで保管を続けます。

4ヶ月

通常3ヶ月頃から飲める梅酒ですが、今回は小梅を利用しため、少し長めに置いてみました。梅が下に沈んでいます。しっかりと色づき、香りもつき始めています。

試飲

お湯で割ってみました。梅酒の味や香りはしていますが、どちらかといえばまだホワイトリカーを強く感じます。好みにもよりますが、できればもう少ししっかりと梅の風味を楽しめるまで漬けたいところです。

今回はもうしばらく置いて、時間の経過に伴う変化を楽しむことにします。

10ヶ月

写真では少しわかりづらい部分もありますが、梅酒の色も以前より色付き、よく見ると、梅にも少ししわが出てきているような状態です。梅酒のいい香りがしています。

試飲

1:1の水割りです。4ヶ月の頃のものと比較すると味も香りもしっかりとして、納得の仕上がりとなりました。

小梅で梅酒を作る場合、やはりエキスが出るのに時間がかかるようです。青梅で作る場合よりも漬け込み期間を長くとったり、梅の分量を多めにしたりと工夫をするといいですね。

梅サワーシロップ

1日目(翌日)

当日に比べると、エキスが溶け出して水分が上がり始めています。リンゴ酢を入れない場合よりも水分の上りが早い気がします。リンゴ酢の影響で、小梅は少し茶色に。まだまだ氷砂糖が残っているので、優しくゆすって全体をかき混ぜました。

5日目

こちらも1日1回ゆすって、底に少し氷砂糖が残るのみ。梅酒に比べると小梅はしわしわで、シロップがうっすら色づいているのがわかります。

14日目(2週間)

こちらも氷砂糖はすっかり溶けきっています。色も少し濃くなり、小梅はすっかりシワシワで、できあがりまであと少しです。

1ヶ月

前回の記録とほとんど変わりませんが、1ヶ月が経過したので完成とします。色付きは薄いものの、とてもいい梅の香りがしています。梅は取り出し、水やソーダなどで4~5倍を目安にお好みの濃さに割っていただきます。

試飲

シンプルに水で割ってジュースにしてみました。すっきりとした味わいで、夏にぴったりのさわやかさです。お酢が使われていますが、水で薄めることでお子様でも飲むことができます。

ゼラチンで固めて梅ゼリーにしたり、ウイスキーやブランデーなどお好みのお酒に少し加えて味の変化を楽しんでみたりするのもおすすめですよ。

手作りの梅酒・梅シロップの味わいは格別!

Photo byllsheri1994

黄色く熟した小梅でも、おいしい梅酒や梅シロップを作ることができました。気軽に挑戦できる手作りの梅酒や梅シロップは、完成までに少し時間がかかりますが、できあがったときの嬉しさは格別です。小梅の使い道に迷ったら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

Nacci
ライター

Nacci

花と緑に囲まれた生活が憧れです!

関連記事

Article Ranking