初心者におすすめの花20選!暑さ・寒さにも強くどこでも育てられる植物は?

初心者におすすめの花20選!暑さ・寒さにも強くどこでも育てられる植物は?

耐暑性と耐寒性は、植物を育てるうえでの重要条件であり、両方の特性を兼ね備えた花なら初心者ガーデーナーにもおすすめです。この記事では、ガーデニング初心者におすすめな暑さ寒さに強い花を紹介します。代表的な色系統別に20種、開花時期や特徴を見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.暑さにも寒さにも強い花とは
  2. 2.暑さにも寒さにも強い多年草
  3. 3.初心者におすすめの暑さにも寒さにも強い花<白系>
  4. 4.初心者におすすめの暑さにも寒さにも強い花<ピンク系>
  5. 5.初心者におすすめの暑さにも寒さにも強い花<紫~青系>
  6. 6.初心者におすすめの暑さにも寒さにも強い花<黄~オレンジ系>
  7. 7.初心者におすすめの暑さにも寒さにも強い花<赤系>
  8. 8.暑さにも寒さにも強い花は初心者ガーデナーにおすすめ

初心者におすすめの暑さにも寒さにも強い花<黄~オレンジ系>

ビデンス

出典:写真AC

繁殖力の強い植物に名前をあげられやすいビデンスは、冬の花の少ない時期に花壇を賑わせてくれる貴重な存在です。繁殖力旺盛な強健種のため、増えすぎに注意してください。放置すると伸びすぎ、美しさを損ないます。夏の間に切り戻して、草丈を低くしておくとよいでしょう。

学名 Bidens
別名 ウィンターコスモス
分類 キク科センダングサ属:多年草
原産地 メキシコ
開花時期 5~1月
草丈 10~100cm
耐寒温度 -5℃
特徴、用途 地植え向き、繁殖力旺盛、強健種、育てやすい

ビデンスの育て方!植え替えの仕方など開花までの管理のコツを解説のイメージ
ビデンスの育て方!植え替えの仕方など開花までの管理のコツを解説
ビデンスは冬の時期に花が楽しめる人気の植物です。生命力が強くお手入れの手間もほとんどかからないため、初めてビデンスを育てる人でも失敗せずに冬越しまでできます。そこで初心者にも育てやすいビデンスの栽培方法や管理のコツ、おすすめの種類などをまとめて解説します。

フェンネル

Photo byBabaMu

ハーブのスパイスでおなじみのフェンネルは、黄色いレースフラワーのような花を咲かせます。大型のハーブで株がかなり大きくなり生育も旺盛で、地植えでの栽培に適しています。また、花だけでなく細かな切れ込みの入った葉もすてきです。ボーダーガーデンでは後方に配置するとよいでしょう。

学名:英名 Foeniculum vulgare:fennel 
別名 ウイキョウ(茴香)、コモンフェンネル
分類 セリ科ウイキョウ属:多年草
原産地 南ヨーロッパ
開花時期 6月中旬~8月
草丈 1~2m
耐寒温度 -5℃
特徴、用途 ハーブ、初心者向き、育てやすい、大型種

フェンネルシードの上手な使い方!スパイスとしての特徴や効能もご紹介!のイメージ
フェンネルシードの上手な使い方!スパイスとしての特徴や効能もご紹介!
フェンネルシードはセリ科「フェンネル」の果実です。フェンネルは葉、茎、果実とすべて食べられるハーブで、部位によってさまざまな食べ方をします。中でも果実にあたる「フェンネルシード」は人気のスパイスの一つ。スパイスとしての特徴や効能、上手な使い方をご紹介します。

ヤマブキ

Photo byAquamarine_song

「山吹色」の由来になっているヤマブキは、万葉集でも詠まれており、日本人にとってとても馴染みの深い花です。適度な湿度があれば土を選ばずどこでも育ちます。耐寒性は強く、北海道での栽培も可能です。しだれるように咲く明るい花色は、周囲を華やかに彩ります。

学名 Kerria japonica
別名
分類 バラ科ヤマブキ属:落葉低木
原産地 日本、中国
開花時期 4~5月
草丈 1~1.5m
耐寒温度 -5℃
特徴、用途 地植え向き、成長が早い

ヤマブキ(山吹)とは?その特徴と育て方をご紹介?見頃の季節はいつ?のイメージ
ヤマブキ(山吹)とは?その特徴と育て方をご紹介?見頃の季節はいつ?
日本に広く分布しているヤマブキは、近所の公園でも見かけることがあります。古くから日本人に愛されていたため、和歌にも数多く詠まれています。育て方も簡単で、自宅の庭で毎年花を楽しんでいる人も多いですね。本記事ではヤマブキの特徴や見頃の季節をご紹介します。

ガイラルディア

Photo by solent66

開花期間の長いガイラルディアは成長が早く、こぼれ種でも増える繁殖力旺盛な花です。極端な乾燥と多湿を避ければ大株に育ち、ほとんど手もかかりません。花色は赤、橙、黄色が中心で、種間交雑によってさまざまな形の花を咲かせます。

学名 Gaillardia
別名 テンニンギク(天人菊)
分類 キク科テンニンギク属:多年草
原産地 アメリカ
開花時期 6~10月
草丈 30から90cm
耐寒温度 -5℃
特徴、用途 成長が早い、切り花、育てやすい

ガイラルディア(天人菊)の育て方!剪定のコツや種まきでの増やし方のイメージ
ガイラルディア(天人菊)の育て方!剪定のコツや種まきでの増やし方
ガイラルディアは「天人菊(テンニンギク)」とも呼ばれているキク科の植物です。耐暑性が強く、6月〜10月にかけて次々と花を咲かせます。品種によって一年草と多年草があり、一重咲きや八重咲きなど咲き姿もさまざまです。そんなガイラルディアの育て方をみていきましょう。

初心者におすすめの暑さにも寒さにも強い花<赤系>

モナルダ

出典:写真AC

モナルダはハーブに分類される多年草です。別名の松明花(タイマツバナ)にふさわしく、明々とした花を群生させます。宿根性の植物で冬場は地表部が枯れますが、翌春になると元の位置から少し離れた場所に新芽を出して株を増やしていきます。独特な香りは好みが分かれるかもしれません。

学名 Monarda
別名 タイマツバナ、ヤグルマハッカ、ベルガモット
分類 シソ科ヤグルマハッカ属:多年草
原産地 北アメリカ、カナダ、メキシコ
開花時期 6~9月
草丈 40~100cm
耐寒温度 -10℃
特徴、用途 ハーブ、地植え向き、繁殖力旺盛

モナルダ(ベルガモット)とは?伝統的なハーブの特徴と育て方を解説!のイメージ
モナルダ(ベルガモット)とは?伝統的なハーブの特徴と育て方を解説!
モナルダ(ベルガモット)をご存知ですか?原産地は北アメリカで、香りがよく古くからハーブとして親しまれている植物です。赤色やピンク色などさまざまな花色があり、どの色も蜜が多く養蜂場でも利用されています。そんなモナルダの特徴や育て方、花言葉などをご紹介します。

リコリス

フリー写真素材ぱくたそ

ヒガンバナの名前で知られるリコリスは、耐寒性、耐暑性に優れた球根植物です。リコリスには、地面から真っすぐに花茎を伸ばして花を咲かせ、花が散ったあとから葉がでてくるという特徴があります。墓地に咲いている寂しい印象が強い花ですが、品種によってはとてもゴージャスな花を咲かせるものもあります。

学名 Lycoris
別名 ヒガンバナ(彼岸花)、マンジュシャゲ(曼珠沙華)
分類 ヒガンバナ科ヒガンバナ属:球根植物
原産地 日本、中国
開花時期 7月中旬~10月中旬
草丈 20~50cm
耐寒温度 -5℃
特徴、用途 育てやすい、植えっぱなし可

リコリスとは?花言葉などの特徴や育て方を紹介!彼岸花とは何が違う?のイメージ
リコリスとは?花言葉などの特徴や育て方を紹介!彼岸花とは何が違う?
お彼岸の時期にみられる彼岸花ですが、赤い花の他に白、オレンジ、黄色のものを見かけたことはないですか。これらはリコリスといって彼岸花の仲間です。リコリスには彼岸花以外にも様々な品種があります。リコリスの特徴や育て方を彼岸花とあわせてご紹介します。

チェリーセージ

Photo by kanonn

育てやすい低木の定番でもあるチェリーセージは、葉に芳香があるため、剪定などの手入れのたびによい香りに触れられる楽しみがあります。乾燥が続くと葉が丸まってくるため、気づいたら水やりをしてください。赤花でよく流通しているのはミクロフィアとグレッギーで、グレッギーのほうが耐寒性が強く育てやすいです。

学名 Salvia microphylla、Salvia greggii
別名 サルビア・ミクロフィア、サルビア・グレッギー
分類 シソ科アキギリ属:半常緑低木
原産地 アメリカ南部~メキシコ
開花時期 5~11月
草丈 40~150cm
耐寒温度 -12℃
特徴、用途 ハーブ、地植え向き、育てやすい

ホットリップス(チェリーセージ)の育て方!剪定や挿し木の仕方もご紹介!のイメージ
ホットリップス(チェリーセージ)の育て方!剪定や挿し木の仕方もご紹介!
ホットリップス(チェリーセージ)という植物をごご存知でしょうか。赤白のツートンカラーが特徴的な花と、サクランボのような甘い香りが魅力の宿根草です。今回はホットリップス(チェリーセージ)の花言葉やハーブとしての効能、育て方や増やし方についてまとめてみました。

ヘメロカリス

Photo by 陈霆, Ting Chen, Wing

東南アジアなどの南国イメージのあるヘメロカリスですが、耐寒性も強いため、暖地だけでなく寒冷地での栽培もおすすめです。デイリリーの名前のとおり、花は1日だけ咲いて枯れてしまいますが、1つの茎にいくつもの花を付けるため、株全体では長期間楽しめます。

学名 Hemerocallis
別名 デイリリー
分類 ワスレグサ科ワスレグサ属:球根植物
原産地 アジア東部
開花時期 5月中旬~8月
草丈 30~150cm
耐寒温度 -5℃
特徴、用途 育てやすい、植えっぱなし可、開花期間が長い

ヘメロカリスとは?ギリシャ語でどんな意味?開花時期や花言葉も紹介!のイメージ
ヘメロカリスとは?ギリシャ語でどんな意味?開花時期や花言葉も紹介!
ヘメロカリスという植物をご存知でしょうか。ヘメロカリスとは、ユリに似たとてもきれいな花を咲かせる多年草植物です。種類が豊富で、様々な色や形の品種が存在します。今回は、ヘメロカリスの特徴やギリシャ語での意味、花言葉などを詳しくご紹介します。

暑さにも寒さにも強い花は初心者ガーデナーにおすすめ

Photo bySabine_Bends

暑さにも寒さにも強い植物の特徴

  • あまり手のかからない強健種が多い
  • 基本的に乾燥に強いが、日本やアジア原産の適湿を好むものもある
  • 耐寒性は-5℃に耐えられると考えておく

植物を育てるあたって、性質や環境を考慮することが大切です。そのなかでも気候条件を考えなくてもよいことは、初心者ガーデナーにとってもガーデニングのハードルが下がりますね。耐寒性、耐暑性ともに優れた植物のほとんどが、強健で繁殖力の強い傾向があります。まさに初心者にとってもうってつけの植物たちといえるでしょう。

藤茶話
ライター

藤茶話

失敗の多い園芸オタク。今年はギボウシの庭をつくります!

関連記事

Article Ranking