リシアンサスとは?特徴や種類をご紹介!トルコキキョウとの関係は?

リシアンサスとは?特徴や種類をご紹介!トルコキキョウとの関係は?

あまり聞き馴染みのないリシアンサスという名の花ですがトルコキキョウやユーストマならばご存じの方も多いのではないでしょうか?花の形状や色幅も多彩なリシアンサスは、生け花やギフトにしても喜ばれることでしょう。今回はその中でも人気の品種をご紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.リシアンサスってどんな花?
  2. 2.リシアンサスの基本情報
  3. 3.リシアンサスの花の特徴
  4. 4.リシアンサスの種類
  5. 5.リシアンサスの楽しみ方
  6. 6.まとめ

リシアンサスの種類

白・クリーム・緑系

セシルグリーン

セシルグリーンはすっきりとシンプルな一重咲きです。カップの中央が緑色でどことなくユリを思わせるイメージですね。一重咲きのリシアンサスは葬儀の供花にもよく使われています。上品な花姿は厳粛な場にもふさわしいといえるでしょう。

ボヤージュゴールド

クリーム色のカーネーションを思わせるフリンジが特徴のボヤージュゴールドは、クリーム系の種類の中でもフリンジや花弁が多い豪華な八重咲です。大輪でやや黄色味が強いクリーム色は、ボヤージュシリーズの中でも人気の逸品です。

アンバーダブルモヒート

柔らかな黄緑色が美しいアンバーダブルモヒート。リシアンサスには緑色の種類も多く、どれを選んだらよいか目移りしてしまいますね。こちらの緑色はダーク系の花とも相性がよく、洗練された大人向けのギフトとしての出番も多い品種です。

ピンク系

モンロー

淡いピンク色でふんわりとした印象のモンローは、ブライダルのカラードレスにも似合いそうですね。ゆったりと波打つような花弁はなんとも女性らしい感じです。ピンク色のモンローだけでなく色違いの純白種で「オードリー」という品種もあるんですよ。

チェリービー

一重咲きとはいっても、チェリービーは和風のイメージのトルコ桔梗とは一味違います。なんといってもインパクトのある鮮やかなピンクの花色に目を奪われることでしょう。綺麗な釣り鐘型の形状はどことなくチューリップを思わせますね。

アンバーダブルバーボン

シックな色合いの八重咲き種であるアンバーダブルバーボン。「琥珀」の名にちなんだ、しっとりとした落ち着いたピンク色には、これがリシアンサス?と驚かれることでしょう。「アンバー」シリーズには他にも緑色やオレンジかかった色調の品種もあります。

青・紫系

アンバーダブルパープル

まるで牡丹か芍薬のような豪華な花姿のアンバーダブルパープルは、その気品ある紫色からも人気の高い品種です。この「アンバー」シリーズは従来のリシアンサスよりも、花もちが良いとされています。少しアンティークな雰囲気のあるリシアンサスはギフト用のブーケにぴったりですね。

ミッドナイトパープル

リシアンサスの中でも、もっとも濃紫に特徴のある品種のミッドナイトブルー。こんな大人の雰囲気のリシアンサスのブーケをもらったら、舞い上がってしまいそうです。緑色で縁だけが紫色のつぼみも美しいですね。

セレブネイビー

青いバラかと見間違えてしまいそうなほど、豪華なセレブネイビー。その名の通り青の花色がみごとな八重咲きの品種です。こちらをメインにブーケを作ったら最高のギフトになりそうですね。

バイカラー(複色)

ピノ

なんともポップなピンクと緑の組み合わせですが、こんな可愛らしいリシアンサスをぜひともブーケにしてみたいものですね。ギフト用にも最適です。「ロリポップ」という名前のユリとどことなく似ていませんか?

マジシャン

大胆な二色遣いの花姿はちょっと他に類を見ないですね。見る人だれもが「これは何の花?」と尋ねてくることでしょう。マジシャンが胸元からポンと花を出して見せるのに、この華やかなリシアンサスはぴったりではないでしょうか。

ソロブルーピコティ

白地にトルコブルーの縁取りの効いたソロブルーは、花屋の店頭でもよく見かけられます。トルコキキヨウといえば、こちらをイメージをされる方も多いのではないでしょうか。生け花やブーケを作る際には、和風にも洋風にもアレンジしやすい万能選手です。

リシアンサスの楽しみ方

切り花として花屋の店頭でよく見かけるリシアンサスは、季節にとらわれず花色が豊富なこともありますが、花もちの良さからギフト用のアレンジメントや生け花によく利用されています。さらには結婚式のブーケからお悔やみ用の供花まで、その用途は多岐にわたります。

大切な場面で

ブライダルブーケ

ホワイト・クリーム・緑と白系の色幅のあるリシアンサスはウェディングブーケにも最適です。バラやユリの引き立て役としても、また、リシアンサスをメインに使っても素敵なブーケができあがることでしょう。

葬儀の供花

近年では仏花の選び方のルールも緩やかになりましたが、昔ながらのイメージが根強く残っているところもあります。そんな保守的な場面でも一重咲きのリシアンサスは多く使われています。落ち着いた花姿は祭壇や枕花などの用途にも最適です。

ギフトに最適なブーケやアレンジメント

リシアンサスを主役にして

アンバー色をふんだんに使った華やかなリシアンサスのアレンジメント。同系色でまとめられているので、落ちたついた仕上がりになっていますね。広い空間を飾る場合は、高さのある枝ものと組み合わせるのもよいですね。

緑のリシアンサスを脇役に大人の雰囲気で

緑のリシアンサスを背景に、緑の植物と赤いカラーがポイントとなった大人のアレンジメントです。赤の挿し色もさることながら、リシアンサスのグリーンが映えますね。ボリュームのあるフリル状の花弁が上手く生かされている一例です。

和室の生け花には一重咲きがおすすめ

夏の季節の清涼感のある生け花でしたら、やはり一重咲きが適しているでしょう。すっきりとした上品な花姿が和室に似合います。ここはぜひ、トルコキキョウのイメージで使っていただきたいところですね。色は定番の紫。清楚な白も生け花にはよいでしょう。

まとめ

どちらかといえば、ガーデニングよりも切り花用として親しまれてきたリシアンサスですが、お好みの品種は見つかったでしょうか?八重咲きやカラフルなリシアンサスからは、従来のトルコキキョウのイメージが一新されたことでしょう。生け花やブーケとしても身近な存在であるリシアンサスは、これからも季節を問わず、私たちを楽しませてくれることでしょう。

藤茶話
ライター

藤茶話

失敗の多い園芸オタク。今年はギボウシの庭をつくります!

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