水やりのやり方【観葉植物】
観葉植物の水やり、目安となる頻度やタイミングは基本的に一般的な植物と同じです。観葉植物は室内に置く場合も多く、乾燥を防いだりホコリを洗い落としたりするために葉水も与えましょう。
頻度
多くの観葉植物は土の表面が乾いたら水を与えるため、頻度は一般的な植物と同じです。室内にインテリアとして置く観葉植物は、部屋の温度や湿度により土の湿り具合が変わります。一般的な頻度だけに頼らず土の様子を観察して水やりしましょう。葉水は、観葉植物の種類や状態により1日に数回~数日に1回与えましょう。
タイミング
観葉植物の水やりのタイミングは、一般的な植物と同じです。空調による乾燥、室温の低下による凍結、部屋の気温上昇などに気をつけて、根にダメージを与えない時間帯を選んで水やりをしましょう。
ボタニ子
室内は留守中に気温が上がりすぎるの場合があるので気をつけましょう。
注意点
土のかわりにハイドロボールを使う場合は、水やりのしすぎに注意しましょう。観葉植物はパキラ、ドラセナなど乾燥に強い種類が多くあり、種類ごとの特徴にあわせて頻度が変わる場合があります。特に冬に休眠するサンスベリアは、寒い時期に水やりをすると根が腐ってしまうため注意しましょう。
ボタニ子
観葉植物の多くはおしゃれな植木鉢に植えられていますよね。
ボタ爺
底の穴が小さな植木鉢は水がたまりやすいので要注意じゃよ。
水やりのやり方【サボテン・多肉植物】
サボテンや多肉植物は土がすっかりに乾いてから、根元の土にたくさん水を与えます。葉に水がたまりやすい多肉植物などは暑い時期の腰水もおすすめです。
ボタニ子
水がたまりにくい形の多肉植物は上から水をかけても大丈夫ですよ。
ボタ爺
水を上からかけると葉のよごれやハダニが流れ落ちるぞ。
頻度
サボテン
サボテンの水やり頻度は、季節により変わります。成長期とされる春や秋は1カ月に2回、休眠期とされる夏や冬は1カ月に1回程度を目安として水やりします。乾燥が続いてもサボテンはすぐに枯れませんが、水やり頻度が多すぎると枯れるため注意が必要です。
多肉植物
多肉植物は、種類によって成長期と休眠期で水やりの頻度が異なります。成長期の多肉植物の水やり頻度は1週間に1回ほど、休眠期の多肉植物の水やりは1カ月に数回を目安にしましょう。多肉植物の成長期は春、夏、秋、冬と種類により違います。
ボタニ子
成長期がさまざまな多肉植物は、どれくらいの水をどの時期に与えるのか難しいです…。以下の記事で、詳しく解説しています!
タイミング
水やりのタイミングは、サボテン・多肉植物どちらも一般的な植物と同じです。水がたまらないタイプの多肉植物は、気温が下がらない真夏の夜間に葉水を与えると効果的です。
注意点
サボテンや多肉植物は、水やり方法が特殊です。種類により成長期が違ったり乾燥を好んだりとさまざまな特徴があるため、注意して水を与えましょう。
ボタニ子
まずは、その植物の成長期・休眠期を知ることが重要ですね。どれくらいの水をどのタイミングで与えるかがわかります。
水やりが困難なときの水やりのやり方
旅行や出張などで水やりが困難なときは、水やりをあきらめずにさまざまな工夫で土の乾燥を防ぎます。方法によっては根を傷める場合があるため、一時的な水やりとして、植物の特徴にあわせてやり方を選びましょう。
底面給水鉢の利用
水切れに弱い植物は、底面給水鉢が利用できます。底面給水鉢は底面に水をためて、さまざまな方法で植物が必要とする量の水を吸い上げる工夫がされた植木鉢です。おもに水やりにより球根が濡れて腐るのを防ぐために、シクラメンなどで利用されています。
ペットボトルの利用
ペットボトルを利用すると、自動で植木鉢の植物に水やりできます。市販の自動給水キャップを水が入ったペットボトルに取り付けて土に挿すだけです。種類により水の量も調節でき、少しの旅行であれば植木鉢の土が乾くのを防げます。
ボタニ子
直射日光が当たる場所では、ペットボトルにアルミホイルなどを巻いて水の温度が高くなるのを防ぎましょう。
自動水やり器の利用
ガーデニング用品の中には、小スペースだけでなく広い場所への散水に使用する自動水やり器があります。タイマーでオンオフができる商品もありとても便利ですが、壊れたり作動しなかったりする場合もあるため、旅行・出張などで使用する前に使いなれておきましょう。
そのほかの方法
留守中に水やりができないときは、土の表面に水ゴケを置くと土の乾燥スピードが落ちます。また、土が乾かないように受け皿などを使い腰水にしておく、日陰に大きな穴を掘り植木鉢ごと埋めるなどもおすすめです。
ボタニ子
乾燥を好む植物の長期間の腰水は根を傷める場合があります。
水やりの上手なやり方で植物を元気に育てよう!
植物は土が乾いたらすぐに枯れてしまうと思われがちですが、植物にとってよいと思いこんで、水をたくさん与えすぎても枯れてしまいます。植物の根が傷まない時間帯に、適切な道具を使い土の乾き具合をしっかり観察して上手に水やりをしましょう。
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出典:写真AC